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公益財団法人日本ユニセフ協会

イエメン
子どもたちの命を守る支援物資
第一弾の16トンがサヌア空港に到着

【2015年4月10日サヌア/アンマン発】

イエメン・サヌアにユニセフの支援物資が到着。
©  UNICEF/NYHQ2015-0788/Al Asaadi
イエメン・サヌアにユニセフの支援物資が到着。

イエメンで続く紛争が子どもたちや家族に多大な犠牲を強いているなか、ユニセフ(国連児童基金)による第一弾の緊急支援物資が、イエメンのサヌア国際空港に空輸で到着しました。

ユニセフ・イエメン事務所代表のジュリアン・ハーネスは、「人道状況は悪化の一途をたどっており、水や基礎的な衛生、必要不可欠な保健サービスへのアクセスがますます制限されています。ユニセフが本日、イエメンに空輸することができた支援物資は、イエメンの子どもたちとその家族の生死を分けるものです。しかしながら、これらの物資は十分ではないことを私たちは承知しており、より多くの物資の空輸を計画しています」と述べました。

16トンの命を守る支援物資

今回到着した16トンの医療用品や水は、子どもたちの命を守るために現地で活動している団体に提供されます。それらの支援物資には、最大8万人の治療ケアに用いられる抗生物質、包帯、注射器、点滴やその他の医療用品のほか、最大で2万人の子どものための微量栄養素、さらに貯水用資材が含まれており、デンマークにあるユニセフ物資供給センターからジブチ経由で空輸されてきました。

イエメン全土では、何千もの家族がより安全な場所を求めて自宅から避難しています。医療用品が不足するなか、病院は押し寄せてくる大多数の負傷者の治療を、懸命に努めています。ユニセフは、水と衛生システムの損壊により、病気発生のリスク増を警告しています。

イエメンで活動するユニセフは、パートナーとの協力のもと、安全面での状況が許す限り、予防接種や安全な水などの必要不可欠なサービスを提供するための活動を続けています。そして、不発弾の危険について、子どもたちや親に啓発するメッセージを、イエメンの全国メディアを介して伝える支援も行っています。

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