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中央アフリカ共和国のバタンガフォで、28日、武装グループから子どもたちを解放する式典が執り行われ、これまでに解放された子どもたちに加え、新たに163人の子どもたち(うち女の子5人)が、中央アフリカの武装グループから解放されました。 武装勢力から子ども163人解放ユニセフと国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)の取り組みにより実現した今回の解放は、今年5月に結ばれた中央アフリカの10の武装グループとの子ども解放の合意に基づくもので、その合意直後には、各グループに徴用されていた357人の子どもたちが解放されています。 「今回の解放は、平和と和解への過程の一つとして、武装グループのリーダーたちが合意内容の実行を確かに進めていることを示すものです」と、式典に立ち会ったユニセフ・中央アフリカ共和国事務所代表のモハメッド・マリック・フォールは述べています。「年末までに、さらに数百人の子どもたちが解放されることを、私たちは強く期待しています」 解放された子どもたちはまず、健康診断を受け、ソーシャルワーカーと話す時間を持ちました。今後は一時受け入れセンターにて、学校への再登校もしくは職業訓練施設への入学に向けての支援を受けます。ユニセフとパートナー団体はまた、子どもたちが家族と再会できるよう、家族の捜索や特定を支援する予定です。 国の平和への第一歩
「中央アフリカの武力グル—プによる子どもの徴用・利用を終わらせるための重要な一歩が、今日刻まれました。これは、この国の平和を確固たるものにするための第一歩でもあります」と、式典で代表を務めた、MINUSCA副代表ダイアン・コーナー氏は述べました。「この式典は、ユニセフやMINUSCAを含めたパートナー団体と中央アフリカ政府、そして武装グループが共に協力し、長く困難な道のりを経て実現した成果です。この実現に関わったすべての人に、感謝の意を表します。MINUSCAはすべてのパートナー団体と共に、子どもたちを確実に保護することを決意しています。そして、普通の生活へ戻ることを切実に待っている子どもたちを特定し、保護するための取り組みをさらに加速するため、決意を新たにしています」 先週、首都バンギでも小規模の解放式典が執り行われました。さらに今月初旬には、バス・コトとモバネで125人の子どもたちが解放されました。今年5月以降、解放された子どもの数は645人にのぼります。 ユニセフは2013年以降、中央アフリカの武装グループの勢力と関わった子どもは6,000人から1万人に上ると試算しています。この中には、戦闘員のみならず、調理人、通信員など、さまざまな役割で徴用・利用されている子どもたちを含みます。 中央アフリカにおける、武装グループからのすべての子どもの解放に関する合意は、今年5月に首都バンギで開催された和解フォーラムにおいて署名されました。その中では、新たな子どもの徴用はしないこと、そして、被害に遭った子どもを特定しその解放を確実なものにするために、ユニセフやパートナー団体が武装グループの勢力下にある地域に、直ちにそして制限なく入ることができることも、合意されています。 【関連ページ】 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
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