【2019年8月28日 東京発】
日本ユニセフ協会は、ヤフー株式会社と協力して、子どもに対する暴力撲滅のための行動計画に関する、子どもたちからのパブリックコメント(「子どもパブコメ」)の募集を、8月28日(水)より10月7日(月)まで実施いたします。
子どもに対するあらゆる形態の暴力をなくすことは、持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられた目標の一つです。現在国内では、この目標達成に向けた行動計画(子どもに対する暴力撲滅我が国行動計画)の策定が、関係府省庁、有識者、市民社会、企業などで構成される「子どもに対する暴力撲滅円卓会議」で進められています。今回の「子どもパブコメ」は、この行動計画に関して、子どもたち自身の声を聞き、反映させるために実施するものです。
本年は、子どもの権利条約が採択されてから30周年にあたります。子どもに関係することを決めるにあたり、子どもの意見を聞くことは、同条約の柱の一つであり、「子どもパブコメ」はその趣旨に沿った取り組みです。
「子どもパブコメ」は、ヤフー株式会社が運営する「Yahoo!きっず」内の特集ページからリンクするウェブフォームにおいて、暴力をなくすためにおとなに求めること、自分たちにできると思うこと、暴力を経験または見聞きしたことがあるか、あるとすればどのようなものか(虐待、性的搾取、いじめ、体罰、その他)等の設問で、小・中・高校生などの声を集めます。
「子どもパブコメ」への参加の呼びかけについては、Twitter Japan株式会社をはじめとするICT業界のみなさまにもご協力をいただきます。
(※いずれからも同じウェブフォームにリンクしています)
子どもに対するあらゆる形態の暴力撲滅を進めるための国際的な枠組みとして、2016年、ユニセフ(国連児童基金)等の支援で、「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ(GPeVAC)」が立ち上げられました。昨年2月、ストックホルムで開催された「ソリューションズ・サミット」において、日本は同パートナーシップの「パスファインディング国」となることを表明しました。今回の行動計画策定は、そのことを受けて進められているものです。パスファインディング国とは、自国内の子どもに対する暴力撲滅に向けて取り組むことにコミットする国です。
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