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日本ユニセフ協会
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中国・武漢:
両親の帰りを待つ女の子 「ユニセフ先生」の特別授業、オンラインで公開

【2020年3月13日  中国/ニューヨーク/東京発】

滞在している病院の一室から外を眺める、ヤンヤンちゃん(5歳・仮名)

© UNICEF/UNI304655/Cui

窓から外をながめているのは、中国・武漢で暮らすヤンヤンちゃん(5歳・仮名)。

一緒に暮らす両親と祖父母が、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したため入院する一方、ヤンヤンちゃんは感染が確認されなかったことから、ただ一人、家に残されました。

周囲の大人たちに守られながら

オレンジの皮をむいて食べるヤンヤンちゃん(5歳・仮名)。

© UNICEF/UNI304657/Cui

滞在している病院の一室で、オレンジの皮をむいて食べるヤンヤンちゃん(5歳・仮名)。

そこで病院のスタッフは、病院内の一室をヤンヤンちゃんのために確保し、ボランティアの人と一緒に滞在できるようにしました。

日々の食事の提供のほか、病院のスタッフはヤンヤンちゃんに、手洗いなど、ウイルスから身を守る方法についても教えています。

家族と離れて過ごしているヤンヤンちゃんですが、世話をしてくれる病院のスタッフの助言に素直に従い、健康的な食事とたっぷりの休息をとり、たまに外に出て日光浴をするなどしており、比較的元気な様子だといいます。

そして、ボランティアの人の電話を借りて、お母さんを元気づけようと電話をかけたりもしています。

絵を描いて時間を過ごす

ヤンヤンちゃんが書いた絵。「これはウイルスだよ。そして、周りのトンカチたちが、ウイルスをたたいてやっつけようとしているの」。

© UNICEF/UNI304659/Cui

ヤンヤンちゃんが書いた絵。「これはウイルスだよ。そして、周りにいるのはトンカチたち。ウイルスをたたいてやっつけようとしているの」。(※クリックで拡大してご覧いただけます。)

病院の一室に滞在している間、ヤンヤンちゃんは、よく絵をかいています。お母さんと一緒に公園で遊ぶ様子や、おばあちゃんと一緒にプールで泳ぐ様子を描いたり、また、新型コロナウイルスもよく絵の中に登場しているといいます。

ヤンヤンちゃんは周囲の大人たちに守られながら、両親と祖父母の帰りを待っています。

 

※名前は仮名です。写真は、母親の許可のもと掲載しています。

 

ユニセフ先生の特別授業、オンラインで公開

世界中で新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中、感染拡大の予防のため学校が臨時休校になる国や地域が、日本も含めて広がってきています。

日本ユニセフ協会では、急に学校がお休みになって、おうちで過ごしている子どもたちに向けて、「オンライン特別授業~教えて!ユニセフ先生」というサイトを公開しました。

普段、日本全国の学校を訪問している「ユニセフ先生」が、世界のさまざまなところで暮らしている子どもたちを紹介しています。おうちで過ごす時間に、ぜひご活用ください。

 


学校における行動指針

新型コロナウイルス(Covid-19)の感染から子どもと学校を守るための新しい行動指針(英文)

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染から子どもと学校を守るための新しい行動指針(英文)

ユニセフは、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)、WHOともに、新型コロナウイルスの感染から子どもと学校を守るための新しい行動指針を3月10日に発表しました。

子どもたち、保護者の方々、学校の先生および職員の方々へ向けた、「役に立つヒント」や「行動のチェックリスト」も行動指針の中で提供されています。

主なポイントの日本語訳は下記のリンクからご覧ください。

 

 

 

感染症予防に、正しい手洗いを

©日本ユニセフ協会

感染症の予防には、石けんを使った手洗いやアルコール消毒液が有効といわれています。こちらのページでは、手洗いのタイミング、手洗いで意識して洗う6カ所、手洗いの方法などについて、詳しく紹介しています。

 

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