【2021年4月 オンライン発】
(公財)日本ユニセフ協会 学校事業部は、大学生事務局が運営する、大学生(ユース)向けのユニセフ・ボランティア組織「unicef Campus(ユニセフ・キャンパス)」の取り組みを2021年4月に開始しました。
それに先駆け、2021年3月26日には、プレイベントとして全国の協定地域組織に所属するユース・ボランティアたちとの交流会を行いました。
unicef Campusは、「大学生ならではの視点に立った募金活動やイベントなどを自身の手でつくりあげていきたい」と集まった6名の大学生たちを事務局として発足しました。
活動開始に向けた準備を進める中で、すでに全国の地域組織(※日本ユニセフ協会の協定地域組織)で活動している若者たちがいることを知った事務局メンバーは交流会を呼び掛け、2021年3月26日にオンライン交流イベント「全国ユース交流会」が実現しました。
当日は、北海道ユニセフ協会、神奈川県ユニセフ協会、三重県ユニセフ協会、大阪ユニセフ協会、鳥取県ユニセフ協会、久留米ユニセフ協会の6道府県のボランティアやパートナー団体の学生たちが参加し、勉強・交流の機会を持つことができました。
|
イベント当日、まずはユニセフについて深く学ぶため、日本ユニセフ協会学校事業部によるユニセフ入門講座を行いました。ユニセフの歴史や戦後の日本への支援、ユニセフと国内委員会の関係、子どもの権利条約やユニセフのフィールドでの支援活動について学びました。
ユニセフ入門講座のあとは、それぞれの地域で活動する参加者たちが、普段の活動や今後の活動予定などを報告しました。オリジナルのSDGsカードゲームを使って子どもたちへのSDGs啓発活動を行う鳥取県の大学生たち(トリセフ)や、パレスチナのガザ地区と日本とをオンラインで繋いで平和について考えるイベントを実施した経験を持つ福岡県の大学生、地域の大学生ボランティアを増やすために奮闘中の三重県の大学生たちなど、個性あふれるユースが経験談やアイデアを共有していました。同世代の仲間が志をもって活動をしていることに刺激を受け、互いを知る良い機会になったと同時に、これからの活動展望がひらけたようでした。
©日本ユニセフ協会 |
交流会後半は参加者が4~5人のグループに分かれ、それぞれのグループで意見交換を行いました。各グループの話し合いでは、「子ども向けユニセフ講座を大学生で開催したい」「オンラインであれば全国のユースとつながれるから、地域組織とコラボしたイベントができる」「フレンドネーションを全国リレーのように実施したら面白そう」など、ワクワクするアイデアがたくさん!どのグループも参加者の熱いお話で盛り上がりました。
unicef Campus事務局の川村菜々花さん(慶応義塾大学)は、「ユニセフという共通の関心で集まったユースと語り合うことで、仲間が広がり、今後一緒に助け合いながら活動していきたいという話にも発展しました。これから活動する私たち大学生にとって、行動の後押しになる貴重な経験になりました。」と話していました。
©日本ユニセフ協会 |
イベント後のアンケートで、参加者たちからは下記の感想が寄せられました。
大学生(ユース)ボランティアメンバー募集中!unicef Campusでは、ユースによる支援の輪を日本全国に広げていきたいと考えています。参加していただいた方の中には、この交流会をきっかけにunicef Campusのメンバーとして登録いただいた方もいます。 unicef Campusはこういった「つながる」機会を大切にしながら活動していきたいと考えています。 |
シェアする