【2019年4月17日 東京発】
防ぐことのできる病気を予防し、子どもたちの命と健康を守る予防接種。
毎年4月24日~30日の世界予防接種週間には、多くの幼い命を守っているワクチンの重要性についての認識を高めるために、世界各地でさまざまな取り組みが行われます。
© UNICEF/UN0246927/Noorani |
5歳の誕生日を迎えられずに命を落とす子どもは年間540万人で、1日にすると約1万5,000人の幼い子どもが亡くなっています。そのうちの4人に1人の死因は下痢・はしか・肺炎であることから、多くの死はワクチンによる予防と、安全な水などの適切な環境によって、防ぐことができるとされています。
たとえば下痢は、ロタウイルスなどのウィルス感染によって引き起こされることが多く、予防接種を受けていることで、感染しても症状の重症化を防ぐことが可能です。
2019年の世界予防接種週間のテーマは「Protected together: Vaccines work」。防ぐことができる病気から、すべての人々を守るために、私たちが果たすべき役割はまだまだあります。すべての子どもに、いのちをまもるワクチンを。
2019年の世界予防接種週間にあたり、ユニセフは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団*のご協力のもと、全世界でソーシャルメディア・キャンペーンを実施します。
本キャンペーンでは、Twitter、Facebook、Instagramにおいて、「#いのちまもるワクチン」または「#VaccinesWork」のハッシュタグを使った投稿、あるいはそれらのハッシュタグを使った投稿に対する「いいね!」「シェア」「リツイート」それぞれ1件につき1米ドルが、ビル&メリンダ・ゲイツ財団よりユニセフに寄付されます。(*上限100万米ドル、2019年4月30日まで)
ぜひ、「いいね!」「シェア」「リツイート」で、キャンペーンを応援ください!
予防接種事業はユニセフの活動の中で、最も成果をあげてきた活動のひとつです。予防接種は、予防可能な病気で命を落とす子どもたちの数を、確実に減らせる可能性を持っています。 予防接種によって、毎年推計200万〜300万人の子どもたちの命が、ジフテリアや破傷風、百日咳、はしかなどの命を脅かす感染症から守られています。そして、世界的な予防接種率が向上すれば、さらに年間150万人の子どもの死を防ぐことができるとされています。 SDGs(持続可能な開発目標)の目標3.2でも「2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。」と掲げられています。 子どもの命をまもり、健やかな成長を支えるために、ユニセフは、パートナーと共に、すべての子どもたちに予防接種を届ける活動を、これからも世界各地で続けていきます。
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マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と妻のメリンダ・ゲイツ氏 が、「すべての生命の価値は等しい」という信念の下、2000年に創設した民間財団。発展途上国の人々の健康状態を改善し、飢餓状態や極度の貧困 からの自立を支援しています。
子どもが出会う危険を、すべて防ぐことはできません。
でも、あなたにできることがあります。#いのちまもるワクチン #VaccinesWork pic.twitter.com/LUSfnOzskH— 日本ユニセフ協会 UNICEF東京事務所 (@UNICEFinJapan) 2019年4月17日
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