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ユニセフ協会からのお知らせ

第2回OACクリボラ展、事前セミナー開催

【2007年11月6日 東京発】

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社団法人日本広告制作協会(OAC)が主催し、「子どもとエイズ」世界キャンペーンの趣旨に賛同したクリエイターのご協力によって開催される「クリボラ」 (Creative Volunteer) 展。世界の子どもたちを取り巻くHIV/エイズの問題をより多くの人々に伝えるため、第2回OACクリボラ展が2008年3月、国連大学ギャラリーで開催されます。 5日、これから作品を制作されるクリエイターの方々を対象に、クリボラ展の趣旨や「子どもとエイズ」世界キャンペーンに関する理解を深めていただくため、事前セミナー「OACクリボラ・フォーラム」が行われました。

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2005年、「世界の子どもたちの夢と希望を育む」ことを目的に、クリエイティブパワーを生かしたボランティア活動として発足した「クリボラ」(Creative Volunteer)計画。クリボラ展は、その活動の一環として、子どもとHIV/エイズの問題を題材にした作品が集まり、2006年3月、第1回「クリボラ展」が開催されました。 第1回クリボラ展には、総数85点の応募があり、東京会場のほか、大阪、名古屋、仙台でも展覧会が開催され、2007年8月には、インドネシア・ジャカルタにおいて、「The FDG EXPO 2007」主催のインドネシア最大のデザイン会議「Think Big with Design」でも紹介されています。

第2回クリボラ展(主催:OAC、共催:ユニセフ東京事務所)は、2008年3月4日〜28日の期間、東京青山の国連大学ギャラリーで開催されます。

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5日に行われた「OACクリボラ・フォーラム」では、OAC理事長、ユニセフ東京事務所長による挨拶、第1回クリボラ展の報告に続き、雑誌『ブレーン』編集長 篠崎日向子氏と前回クリボラ展の各賞受賞者によるパネルディスカッションが行われました。

パネリストになったクリエイターの皆さんから、「エイズの問題を目に見える形で表現するのは非常に難しく、この問題を理解することの難しさを実感しました」「子どもたちのために何かができればという意識で作品を作りました。最初はあまりピンときませんでしたが、制作を進めるうちに、どんどん発想が膨らんでいき、普段の仕事では味わえないような体験ができたと思います」など、実際に作品を制作して感じたさまざまな思いが発表されました。

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また、日本ユニセフ協会広報室長より、「子どもとエイズ」世界キャンペーンに関するオリエンテーションが行われ、数値データを挙げながら、大人の問題としてとられがちなHIV/エイズが、実際は子どもたちにも深刻な影響を及ぼしていることを解説。「エイズは恐ろしい病気であるという側面だけが強調されると、その問題で苦しんでいる子どもたちに対する差別や偏見を増長することになってしまいます。HIV/エイズの問題を表現するのは難しいと思いますが、ぜひ状況を正しく伝えるような作品を作っていただきたい。そして、クリエイティブの力で、より多くの人々がこの問題に目を向け、関心を持っていただけるような機会となることを期待しています」と呼びかけました。

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