日本で暮らす私たちにとって、紛争や貧困に苦しむ人たち、とりわけ子どもたちに対して何ができるのか。いつも自問自答してしまいます。 そんなとき私は、とりあえず日本の子どもたちには、「世界には、こういう子どもたちがいることを知ってほしい。まずは知ること。そこから始めて、何ができるか、自分で考えてほしい」というメッセージを送るしかありませんでした。
日本の子どもたちには、まず現実を知ってほしい。それが私の思いでした。
では、現実を知ったら、次に何ができるのか。今度は、視聴者の子どもたちにメッセージを送った自分自身が問われてしまうのです。
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