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雨季の到来を前に、ユニセフとパートナー団体は中央アフリカ全土で塩素消毒した水を供給できるように給水設備を復旧し、18万3,000人以上が安全な水を得られるようになりました。雨季になると衛生状況が悪化し、コレラなど水に起因した病気に感染するリスクが高まります。 ユニセフ・中央アフリカ事務所代表のスリマン・ディアベットは「紛争で避難している方々の多くは、いまだ安全な水を得られない状況です。1回目の大雨がすでに降っており、河川の水はよどみ、地面はぬかるみ、コレラ発生のリスクが高まっています。子どもたちは、とりわけ不衛生な水と環境に関係する病気にかかりやすく、子どもたちの命を守るためにも、清潔な水を供給することが必要です」と述べました。 紛争が始まってから1年以上が経ち、避難している家庭の多くはいまだ安全な水をほとんどまたは全く得られず、得られたとしても必要量のごく一部しか入手できていません。 過去2カ月の取り組み(水と衛生分野)
既存の給水設備の修復をディアベット代表は「国内では、多くの給水ポイントが破壊され使用できなくなっており、1年以上もメンテナンスがされていない状況。トラックで水を運搬するよりもより持続的に水を供給できるよう、新しい設備をつくるのではなく、できる場所では既存の給水設備の修復を進めたい」と述べました。 2014年、ユニセフは中央アフリカでの子どもの人道支援のために6,200万米ドルの支援を要請。このうち1,400万米ドルを水と衛生分野の支援が占めています。
■参考情報 雨季になると、特に屋外で排泄をしている場所では、排泄物による水源汚染のリスクが高まります。感染症の集団発生を防ぐべく、ユニセフは、塩素消毒された水の供給に取り組んでいます。塩素消毒された水は、水に起因する細菌性の病気(コレラなど)を効率的に抑え込むのに有効な手法です。 バンギでは、部品とポンプを交換することで、水処理施設の生産性が30%増しとなる見込みです。ユニセフは今後3カ月にわたり、1日あたり2万8,000立方メートルの水を処理する薬剤を提供していきます。 ブアールでは、現在作業している給水システムが復旧すれば、4万人が再び清潔な水を使えるようになる見込みです。 ボサンゴアでは、昨年9月に略奪にあって使用不可となっていた国の給水設備の復旧をユニセフが支援。2月14日以降、避難所を含めた地域で、安全な水が供給されるようになりました。復旧前は、ユニセフが大型の仮設給水タンクに水をつめトラックで運搬していました。 同国での水と衛生の支援分野では、ユニセフが支援ニーズや取り組みを調整し、緊急対応を強化。この分野は政府の関係省庁のほか、同国の11のNGOと15の国際NGOにより構成されています。 * * *
■数字で見る概況 ユニセフは支援活動を拡大中。現在、首都バンギのほかに現場事務所3ヶ所(Bossangoa、Bambari、Kaga Bandoro)と移動チーム(Bouarへ派遣)を設置、人員を増強して150名体制で支援活動を行っている。 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |