中央アフリカ共和国:
武力紛争開始から1年
ユニセフ情勢レポート(2014年3月7日)
【2014年3月7日 中央アフリカ共和国発】
2014年3月24日、中央アフリカ共和国で武力紛争が起こってから1年が経ちました。ユニセフ情勢レポート(2014年3月7日発表)から、現地の状況、ユニセフの支援活動に関する状況をお伝えします。
数字で見る概況
紛争下にある人:460万人
紛争下の子ども:230万人
国内避難民:60万1,000人(OCHA 2014年3月12日)
武装勢力に徴用されている子ども:最大6,000人
ユニセフの活動
特に大規模で突発的な人道危機(レベル3)と認定された2013年12月9日以降
寄せられた資金:1,460万米ドル、不足している資金:4,740万米ドル
中央アフリカ共和国で活動する職員 合計172名
支援物資:220万米ドルの物資を配布
パートナー団体:新規24、交渉中27
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子どもの保護
- レクレーション活動や心のケアを受けた子ども:9,270人
- 家族と再会した子ども:351人
- ジェンダーに基づく暴力をうけ、総合的なケアを受けた子ども:231人
- 武装勢力から解放された子ども:234人
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保健
- はしかの予防接種を受けた子ども:15万人
- 基本的な保健サービスや医薬品を得た人:65万人
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教育
- 臨時の学習スペースに参加している子ども:2万3,000人
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水と衛生
- 安全な水にアクセスできる人:18万3,000人
- 基本的な衛生施設にアクセスできる人(トイレ、排泄溝を含む):10万1,750人
- 手洗いと衛生に関する情報を得た人:11万8,000人
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栄養
- 重度の急性栄養不良の治療をうけた子ども:2,734人
- 重度の急性栄養不良から回復した子ども:93%
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HIV/エイズ
- HIV/エイズのカウンセリングを受けた妊婦:7,405人
- 母子感染予防のための抗レトロウイルス薬治療を受けた女性:806人
- 抗レトロウイルス薬治療を継続して受けている子ども:329人
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即応メカニズム
- 一時的な避難場所を提供された家庭(妊婦や子どもを優先に提供):1万1,400世帯
- 水と衛生に関する緊急支援物資を受け取った家庭:2万9,564世帯
- 非食糧物資(蚊帳、マットレス、毛布)を受け取った家庭:1万1,160世帯
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■バンギ外でのユニセフの支援活動
バンギ外で自宅から避難している人は42万5,000人に上る(2014年2月25日 OCHA)。UNHCRによると、中央アフリカの南西部や北西部(特に、バンギの国連施設(PK12)近隣、ボッサンゴア、ボダ、ベルベラティ、カルノーなど)の武装勢力に包囲、もしくは脅されている18カ所で生活する人が1万5,000人以上いると推定される
- ユニセフは現地事務所をボッサンゴア、バンバリ、カガ・バンドロに設置、移動チームをブアールに派遣して中央アフリカの内陸部にも緊急支援活動を実施
- ボダで発生した暴力をうけ、パートナー団体と即応メカニズムを通して非食糧支援物資1,200キットを配布
- ユニセフ中央アフリカ事務所は、チャドとの国境に位置するモワイヤン・シドへの支援計画を策定中
- 2月23日、24日にカガ・バンドロでの支援活動の一環として1,300世帯に食糧、非食糧支援物資を配布
- ボアリでの支援活動を2月24日に実施し、国内避難民とホスト・コミュニティに支援を実施:
- 防水シート50枚、寝具用のプラスチック製マット50枚、毛布50枚、教育活動を実施するスペースを作るための大型の防水シート1枚
- 防水シート150枚、プラスチック製マット150枚、毛布150枚、せっけん640個、衛生キット80個
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