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中央アフリカ共和国:
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© UNICEFRCA/2013/Matas |
中央アフリカでは多くの学校が襲撃にあっている。 |
新学年が10月に始まる中央アフリカ。すでに半年以上が過ぎましたが、ユニセフとパートナー団体の調査により、3分の2以上の学校が休校していることが明らかになりました。
ユニセフ・中央アフリカ共和国事務所代表のスリマン・ディアベットは「教育システムは崩壊寸前です。多くの教員は数カ月も給与が支払われず、教科書もなく、紛争前にあったわずかな施設も破壊されました」と述べました。
2012年末に起きた中央アフリカの危機は、学校年度では2年以上に及びます。多くの家庭は、子どもたちを学校に通わせることをためらったままです。
調査では、厳しい現状が明らかになりました。
© UNICEF/NYHQ2014-0398/Roger LeMoyne |
首都バンギの避難所に設置されたユニセフの「子どもにやさしい空間」でお絵かきをする子ども。 |
ディアバット代表は「この危機は、子どもたちから家族、家、安定など、あまりにも多くのものを奪っています。子どもたちから教育を奪わってはいけません。子どもたちは、よりよく、そしてより平和な未来を願っているのです」と述べました。
ユニセフは教育省を支援し、学用品の提供や略奪された学校の修繕、教員の研修を行っています。
首都バンギを含め、情勢が不安定なところでは、教育の再開が妨害されています。ユニセフとパートナー団体は、これまでに臨時の学習スペースを約120カ所設置し、最大2万3,000人の子どもと若者が学び、遊び、心のケアを受けられるようにしています。
ユニセフは教育プログラムを実施していますが、大幅に資金が不足しています。教育プログラム単独で1,000万米ドルの資金を要請していますが、これまでに寄せられたのは300万米ドルです。
バンギの避難所で、小学校教師のリタさんは「このような生活があまりにも長く続けば、子どもたちは学んだことを忘れてしまいます。だからこそ、学校に通えることが重要なのです」と語りました。
■補足情報: