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中国 青海地震 ユニセフ緊急支援を準備【2010年4月14日 ニューヨーク発】
中国北西部、青海省で現地時間14日朝に発生した破壊的な地震。ユニセフは、この影響を受けた中国の人々に対し、深い哀悼の意を表すると共に、要請があれば、すぐに支援が行えるよう準備を整えています。 玉樹県を中心に発生したマグニチュード (M) 7.1の地震の影響で、少なくとも400人が命を落としました。初期の報告では、負傷者は、少なくとも1万人に上り、破壊は広範囲に及んでいると推定されています。死者の数は、今後さらに増加するものと見られています。 この地震の発生時刻は、現地時間、朝8時前。多くの子どもたちがすでに学校に登校している時刻であり、校舎が損傷した学校もあると報告されています。 重大な懸念「ユニセフは、青海省の震災の影響を受けた人々の、特に子どもたちが命を落としたと伝えられていることが心配です。」とユニセフのルイ・ジョルジュ・アーセノー緊急支援計画部長は話しました。「学校が倒壊しているという報告も届いています。ユニセフは、現在、状況を注意深くモニターしています。」 また、国連も中国の人々に哀悼の意を表明しました。 「事務総長は、中国政府が被災者の支援と状況の調査に注力していることを認識しています。」潘基文(バン・ギムン)国連事務総長は、このように声明を発表しています。「国連は、中国政府からの要請があれば、いつでも支援を行う用意があります。」 余震現在までに、最大でマグニチュード (M) 6.3を含め、少なくとも18回の余震が観測されています。この余震は、今後も続くものと見られます。 地震の揺れは、近隣のチベット族自治州と四川省でも感じられましたが、この地域での被害は報告されていません。2008年の中国四川省を襲った地震では、推定8万7,000人の人々が命を落としました。 ******************* ユニセフは、中国四川省での大地震の際には、災害直後から被災した子どもたちの命を守るための緊急支援ならびに復興支援をおこなっています。今回の地震に関しても、被害の状況と支援の必要性が確認され次第、緊急支援を開始する準備をしています。 |