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4月14日、中国青海省北西部の玉樹チベット族自治州玉樹県を襲ったM7.1の地震。被災地は標高が高く、被災者への支援は難航しています。 およそ200人の救助隊が高山病に陥り、被災地からの撤退を余儀なくされました。こうした困難な状況にもかかわらず、ユニセフは、学校用テント、毛布、子ども用の防寒服といった救援物資を届けるために活動を続けています。 今回の地震は、標高4,000メートルのチベット高原にある貧しい農村地域、結石に大きな影響を及ぼしました。町内の建造物の約85パーセントが崩壊。現在、地元の子どもたちとその家族は寒波のために、差し迫った危険に直面しています。 被災者を守るためにユニセフ中国事務所のデール・ラスティン広報官は、現地の状況を次のように伝えてきました。 「日中は穏やかな気候ですが、夜には氷点下に達します」「現在、数千人もの人々が、屋外で夜を明かしています。建造物のほとんどが倒壊しました。壁も屋根も無いような場所で、人々は世を明かさなければならない状況です。」 中国では、子どもの約50パーセントが寄宿学校に通っています。今回の地震は、多くの学校の校舎や学生寮にも深刻な被害を与えました。地震発生時刻は午前8時前。多くの子どもたちが、丁度寮から教室に向かう途中の出来事でした。 ラスティン広報官は、もし地震発生のタイミングがずれていれば、もっと多くの犠牲者が出ていただろうと話します。また、この地域が人口密度が低かったことも、不幸中の幸いだったと語ります。 日常を取り戻すために
現地教育当局は、玉樹県の小学校の80パーセント、中学校の50パーセントが深刻な被害を受けたため、2万3,000人以上の子どもたちが学校に通えない状態だと報告しています。 「被災地の学校は、広範囲にわたって被害を受けています。ユニセフは、現地当局を支援し、仮設校舎の設置を急ぎます。」 ユニセフ中国事務所代表で現地国連災害対応チームも統括するイン・イン・ニュイ代表はこう語りました。 「このような災害が発生した時、できる限り早く、子どもたちに日常の生活を取り戻させることが重要です。」「2008年の四川大地震の時の経験で裏付けられているように、専門的な心理社会的支援に加えて、全ての子どもたちを一日も早く学校に戻すことが、子どもたちが日常を取り戻すこと=心のケアに役立つのです。」 地震多発地帯地元当局の要請により、ユニセフは、子ども用の冬用ブーツ2,000足、学校用品キットと学校用かばん5,000セット、黒板500枚の他、救急車、発電機、医療品といった支援物資を被災地へ届けるための準備を整えています。 また、中国政府民生部は、避難テント、冬服、布団、その他の緊急支援物資をこの地域に届け、この緊急対応の主要な役割を担っています。 今回地震が発生したのは、以前から地震が多発していた地域でした。この地域の人口の約97パーセントはチベットの人々です。 自然災害緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |