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中国:ユニセフ 土石流被災地域で支援活動を開始【2010年8月11日 中国・北京発】
ユニセフは、中国政府と地元NGOと密接に連携して、北西部の甘粛省舟曲県で発生した土石流災害の被災地の被害状況と支援ニーズの把握に努めるとともに、現地政府の要請に基づき、現地時間13日までに、現地で必要とされている緊急支援物資の提供を開始しました。 地元メディアは、過去60年間で最悪の土石流災害となった今回の災害で、11日までに702名が死亡。1042名が行方不明になっている他、4万5,000人の人々が避難を強いられていると伝えています。 中国政府は、舟曲県に救援隊を派遣。医療支援、緊急支援物資を急送しました。しかしながら、降り続く雨と、主な道路を塞いでいる泥流のために、救援活動は難航しています。 土石流災害は夏休みと重なったため、授業が行われていた学校はありませんでした。しかし、こうした自然災害や紛争などの緊急事態において最も弱い立場に立たされるのは、子どもたちです。 第一、第二城管町小学校の校舎と公立幼稚園は、激しく損傷し、全壊しているところもあり、正確な人数は不明なものの、教師の死傷者も報告されています。9月初旬の新学期開始までわずか3週間を残すのみとなり、こうした状況が、今後課題となるものと見られています。 ユニセフは、舟曲県当局と密接に連携しながら活動を行っています。ユニセフは、2008年5月、四川で起きた地震の影響を受けている地域で、妊産婦と新生児の保健(MCH)と予防接種プログラムを2008年後半から中国で展開しています。舟曲県は、この地震の最も深刻な被害を受けた甘粛省にある県のひとつでした。ユニセフは、現在、少なくとも以下に挙げるような緊急支援活動を実施するため、準備を進めています。
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