メニューをスキップ
HOME > 世界の子どもたち > ストーリーを読む
財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

コンゴ民主共和国:ミア・ファロー ユニセフ親善大使 視察訪問

【2008年12月11日 コンゴ民主共和国・北キブ州発】

© UNICEF/NYHQ2008-1259/Asselin
カイナ町にある栄養補給センターの病床に座るミア・ファローユニセフ親善大使。このセンターは、数週間前に反政府勢力に襲撃され、医療品、食糧、マットなどを奪われた。

武力衝突が続いているコンゴ民主共和国の北キブ州を視察するため、ミア・ファロー ユニセフ親善大使が11日に到着し、さっそく3日にわたる視察を開始しました。

今回の視察で、ファロー大使は、最近の武力衝突の計り知れない影響を直接目にすることになります。過去3ヶ月の間で、推定30万人もの人々が避難を強いられています。国内避難民の合計数は、約100万人。この数は北キブ州全人口の20パーセントに当たります。

「人々は、この武力衝突にどのように対処しているのか、何が必要なのかを理解するために私はここに来ました。」ファロー大使は話します。

© UNICEF/NYHQ2008-1261/Asselin
カンヤバヨンガの国連平和維持軍 護衛の下、子どもたちと話すファロー大使。

いつものことながら、子どもたちが最も困難を強いられており、最近避難してきた子どもたちや女性たちの状況は最悪です。何千人もの人々が、避難してきてからほとんど何も口にしていません。安全な飲料水と保健ケアへのアクセスは、ごくわずかです。数百人もの子どもたちが家族と離れ離れになっていると推定されており、そうした子どもたちは、自分たちだけで生きていかなければなりません。

新学期が始まったばかりですが、避難を余儀なくされている何万人もの子どもたちは、2年連続で、学校に通うことが難しい状況です。

北キブ州で、ファロー大使は、紛争の影響を受けた村、避難地域などを訪れ、ユニセフがパートナーと共に、子どもたちやその家族のニーズにどのように応えているのかを視察する予定です。

******

このゴマに置かれているユニセフの現地事務所に、2007年4月から常駐し、教育支援事業を担当している日本人スタッフ 青木佐代子さんが、11月に一時帰国。現地の最新状況とユニセフの取り組みを報告しました。青木佐代子さんの報告会レポートはこちら

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る