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ユニセフは18日、先週南スーダンで起きた戦闘で、多くの子どもたちが殺害されたことを明らかにしました。殺害された子どもたちのなかには、避難生活を送っていた市民への攻撃や集中攻撃、武装集団や武装勢力に関与させられていた結果亡くなった子どもたちが含まれます。 子どもの死亡者の正確な数字はまだ明らかになっていません。一方で、17日には、南スーダン中部の要衝ボルの国連施設で、敷地内に避難していた人たちが攻撃され、大勢の市民が負傷し、多数が殺害されました。 ユニセフ・南スーダン事務所代表のジョナサン・ヴェイチは「完全に無防備の子どもたちが、安全だと感じられるべき場所で攻撃されました。このような状況下で子どもたちが受けるトラウマは計り知れません」と述べました。 紛争に関与させられる子どもたち先週前半にユニティー州ベンティウの石油ハブ施設で起きた激しい戦闘により、何百人もの子どもたちが国連施設に避難を求めてきました。攻撃した集団は、武器を持ち、軍服を着用していたことが目撃され、軍事訓練を受けたことがある様子だったといいます。ユニセフは、信頼できる情報として、紛争に関わる両陣営に子どもが関与させられているとの報告を受けています。 ある16歳の少年は、3カ月前、武装勢力に入ることを強要され、戦闘で重傷を負いました。少年の家族は、少年を国連施設内に連れて行き、治療を受けることができたと報告されています。7歳の少女は、病院で自分の家族が殺害されたのを目撃、14歳の少年は、集中攻撃で負傷したといいます。ふたりとも、国連施設内の安全な場所まで何とかたどり着いたといいます。 「激しく、残忍な戦闘です。子どもたちは、決して紛争の道具にされてはいけません。武装勢力に関与させられた子どもたちが受ける長期にわたる影響をこれまで発信してきましたが、今や、武装勢力に関わることは子どもたちの命そのものに関わります。意思決定や指揮系統にいるおとなには、子どもを危害から守る義務があります。そして、子どもたちが武装勢力や武装集団の一員とならないよう、必要とされるあらゆる策を講じなければいけません」とヴェイチ代表は重ねて述べました。 南スーダンで紛争に関与させられている子どもたちの正確な数字を把握するのは、現在の情勢下では困難なものの、その数は極めて大きいと報告されています。国際法ならびに南スーダンの法律では、軍隊または非公式の軍であっても、強制的にせよ、自発的にせよ、18歳未満の子どもを兵士として勧誘すること、誘拐することを禁じています。 2013年12月に南スーダンで戦闘が始まって以来、人道支援関係者は、子どもたちが巻き込まれた事件が、悲劇的に増加していくのを記録してきました。子どもたちは、男女にかかわらず、殺害され、傷を負い、レイプされ、親を失って孤児となり、武装勢力に関与させられ、自宅を失っています。 南スーダンでは、紛争により100万人以上が自宅を離れ、避難しています。
■参考情報 ユニセフ情勢レポート(2014年4月8日〜14日)
<数字で見る概況>
<状況>
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