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5月19、20日にノルウェーの首都オスロで、南スーダン支援国会合が開催されます。開催あたり、ユニセフは、最も激しい戦闘が起きている州の何十万もの子どもたちが、コレラの脅威を含む病気ならびに死のリスクに直面していることに警鐘を鳴らします。 年末までに300万人の子どもが飢餓または死亡の恐れ潘基文・国連事務総長は、今年終わりまでに南スーダンの人口1,200万人の半数の600万人が、飢餓に直面するか、死亡する恐れがあると述べています。こうした事態に巻き込まれる人の少なくとも半数、つまり300万人は子どもたちです。紛争と最もかかわりのない子どもたちが紛争の犠牲者であり、状況は子どもの緊急事態の色を強めています。周辺国に避難した人の大多数は、子どもと女性です。 ユニセフ事務局次長のヨーカ・ブラントは「安全で平和な南スーダンという夢は、子どもにとって現実の悪夢となりつつあります。まさに今、南スーダンの子どもたちは人道支援を必要としています。子どもたちは南スーダンの指導者に、自分たちの命と権利、そして未来を守ることを求めています。世界に対しても、自分たちの状況を知ってもらい、南スーダンを安全で平和な国にするための行動を求めています」と述べました。 激しい戦闘が起きている東部のジョングレイ州、北東部の上ナイル州、北部のユニティー州の3州では、5歳未満の子どもたちの約80%で、病気と死亡のリスクが最も高まっています。 首都ジュバでコレラ感染が拡大、死者も
これまでに8万人がコレラの予防接種を受けたにもかかわらず、保健省は、首都ジュバでのコレラの発生を確認。これまでに78人が感染し、うち3名が死亡しました。コレラ患者は毎日倍増、致死率は高く、感染は拡大しています。ユニセフは、コレラ治療センターの設置を支援し、トリアージ(重症度判定検査)と患者の治療のためのテント、衛生備品、清潔な水、経口補水療法のための資材などを提供しています。この24時間で、数百人に対し研修を行い、状況を説明したほか、コミュニティにコレラ対策を行うよう指導しました。 飢餓食糧でつなぐ命、子どもの兵士は9,000人以上国内では、最大5万人もの子どもたちが栄養不良で死亡する恐れがあります。5歳未満の子ども74万人が、食糧難に直面するリスクが高まっています。多くの人たちが、すでに自然に生えている球根や草といった野生の植物、つまり飢餓食糧を食べざるを得ない状況です。 戦闘によって、50万人以上の子どもたちが自宅を離れ、避難生活を送っています。女性と女の子に対する性的暴力は増加の一途をたどっています。学校と病院は襲撃され、武装勢力に占拠されています。両勢力は、9,000人以上の子どもを徴用しています。南スーダン国内で、また周辺国で、何千人もの子どもたちが家族とはぐれています。 人道支援は必死に続けられているものの、すべての勢力による政治的解決と、社会的一体感を促進するためのより幅広い平和構築の枠組みがなければ、さらに深刻な人道危機に陥り、特に子どもを含む最も弱い立場にある人たちに影響を及ぼします。 ユニセフは人道支援を妨害せず、安全に行えるようにすることと、子どもに対する性的暴力、武装勢力への徴用をやめるとの合意を守ることを改めて強く求めます。 深刻な資金難、人道支援の継続が困難に
ユニセフは、2014年、人道危機にある南スーダンの子どもと女性のための支援に、1億1,100万米ドルの支援を求めました。しかし、今年初めからの南スーダンの情勢悪化を受け、必要資金額は増加しています。追加の資金が調達されなければ、ユニセフは、紛争下にある女性と子どものニーズのための人道支援プログラムを継続することができません。 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |