緊急支援情報
UNICEF北東アフリカ緊急募金情報
現地写真報告〜ソマリア
2000年8月1日付 速報
※受付は終了しました※
混迷を深める内戦により、ソマリアには9年間にわたり中央政府が存在しません。子どもと女性に教育や保健などの社会サービスの提供が不十分な中、今回北東アフリカ地域を襲った大規模な干ばつの影響で、住民75万人が食糧や安全な水を満足に確保することが出来ず、5歳未満の子ども30万人が栄養不良に苦しんでいます。
ソマリア南部の村ラブドゥルに暮らすティミロは5人の子どもを持つ35歳の母親です。夫は紛争を逃れエチオピアに避難しているため、彼女は一人で家族の面倒を見ています。今回の干ばつでは家畜の全てを失い、一家の生活はユニセフやWFP(世界食糧計画)からの<人道援助>に大きく依存しています。
5歳になる息子モハメドは、ラブドゥル村のユニセフが支援する母子保健センターで定期的に体重測定を行います。最後の測定では体重の増加が見られたため、栄養不良の子どもに回すためモハメドはUNIMIX(補助栄養食)の配給を受ける資格を失いました。彼の健康状態は改善されましたが、家族の食糧事情は窮乏が続きます。
4歳の娘カルスモは、同じ母子保健センターで母に抱かれて保健員からビタミンAの経口補給を受けています。ビタミンAは栄養の補給と共に病気の抵抗力を強めるために必要です。
ラブドゥル村の避難民キャンプで暮らすティミロの家族にとって、ユニセフが提供したUNIMIXは毎朝の欠かせない食事になっています。
ティミロは1歳になったばかりの末っ子アーメッドにスプーンでUNIMIXを飲ませています。体重が標準を下回る栄養不良のアーメッドに毎月10キロのUNIMIXがユニセフより提供されますが、食糧の不足に悩む家族全員で分け合っています。
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募金のお願い
(財)日本ユニセフ協会は、ソマリアを含む北東アフリカ地域(エチオピア、ケニア、エリトリア、ソマリア、ジブチ)の子どもと女性のためのユニセフの援助活動を支える緊急募金を受け付けています。皆様のご協力をお願い致します。
お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部
TEL:03-5789-2012
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