日本ユニセフ協会TOP > ユニセフシンポジウム2017子どもの命を守るために 12月15日(金)15:00〜17:00 ユニセフハウス(東京)
「すべての人々が、支払い可能な費用で必要な保健医療サービスを享受できる世界」の実現を目指す国際社会の取り組み=ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage - UHC)をテーマにした国際会議「UHCフォーラム2017」が、間もなく東京で開催されます。
日本ユニセフ協会とUNICEF東京事務所は、各国の首脳、国際機関や企業、市民団体の代表らが参加するこの会議のため来日するユニセフの専門家と国内の専門家を招き、71年前の創設以来、ユニセフの最優先課題であり続ける「子どもの命を守る」取り組みをテーマにしたシンポジウムを、12月15日(金)午後、東京・港区のユニセフハウスで開催いたします。
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いま世界では、年間560万人もの5歳になる前の子どもたちが命を落としています。その約半数は生後28日に満たない新生児で、多くは下痢や予防接種などで防ぐことができた感染症が原因です。本年10月19日にユニセフがWHOや世界銀行と発表した報告書は、「年間560万人にまで削減された」としています。実際、1990年時点の5歳未満児死亡数が年間1,260万人だったことを考えれば、大きく減少したことは間違いありません。しかし一方で、未だに毎日1万5,000人もの幼い命が、命を落としているのも事実です。私たち人類は、その多くの原因を取り除く費用対効果の高い様々な術を既に手中にしているにも関わらず…。ユニセフは、今、この残された“最後の一歩”に、世界190の国と地域で活動する現地事務所とユニセフ協会が総力を挙げて取り組むべく準備を進めています。
「もはや戦後ではない。」高度成長が始まろうとしていた時代の日本には、一方で、今のアフガニスタンにも及ぶほど子どもの死亡率が高い地域が存在しました。そうした状況を変えたのは、後に国際社会が「プライマリー・ヘルスケア(PHC)」と呼ぶようになった地域保健医療の取り組みです。その後、「国民皆保険制度」も導入した日本は、UHCの達成に成功した先駆的な国としても知られ、その知見や経験を提供できる国として国際社会から期待が寄せられています。UHCが持続可能な開発目標(SDGs)の一つに盛り込まれた背景には、日本政府による積極的な働きかけがありました。
シンポジウムでは、ユニセフ本部で保健分野を統括する専門家の他、日本の地域医療を主導し、国際保健医療分野でも活躍されている方々をパネリストにお迎えし、世界の幼い命を守るために必要な取り組みや課題、将来への展望について議論いただきます。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
ご参加をご希望される方は、下記フォームよりお申込下さい。
構成 |
登壇者 ※敬称略 |
開会挨拶 |
早水 研 日本ユニセフ協会 専務理事 |
ご挨拶 |
鷲見 学 |
基調講演 |
「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ 〜残された課題と新たな挑戦」 |
パネルディスカッション ▼パネリスト:
・坂本 昌彦 (佐久総合病院国際保健医療科・小児科医長)
・山野井 尚美 (岡山県保健福祉部健康推進課課長) ・圭室 俊雄 (武田薬品工業株式会社 CCPA CSRヘッド ) ・デイビッド・ヒップグレイブ (UNICEF本部事業局保健セクション上席アドバイザー) ▼コーディネーター:
・久木田 純 (関西学院大学教授・元ユニセフ職員 )
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※すべて日英同時通訳付きです。
※プログラムの内容は事前の予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
日時 | 2017年12月15日(金) 15:00−17:00 (14:30開場) |
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会場 |
ユニセフハウス (東京都港区高輪4-6-12) 1階ホール アクセス |
定員 | 100名 ※入場無料・事前申し込み優先 |
主催 | (公財)日本ユニセフ協会 |
共催 | UNICEF東京事務所 |
備考 | ※ 先着順に受付いたします。当日のお申込でもご参加いただけますが、定員に達した場合は募集を打ち切る場合がございます ※ 本シンポジウムは、当協会の記録撮影ならびに報道機関による取材が予定されております。 ※ 個人情報の取り扱いについてはこちらをご覧ください。 |
ご参加希望の方は、こちらの申込フォームに必要事項をご入力ください。
お手続き完了後、「受付完了メール」をお送りします。