【2020年12月25日 東京発】
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日本ユニセフ協会は12月19日(土)、『世界の果ての通学路』のパスカル・プリッソン監督最新作の映画『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』の試写会を、オンラインで開催しました。
『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』は、小学校の卒業試験に挑戦するアフリカ・ケニアの94歳の女性と、一緒に学ぶ子どもたちの姿を捉えたドキュメンタリー。どのような環境に置かれていても、子どもたちにとって教育がいかに大切かというメッセージを発信する作品であることから、本作をユニセフ・シアターとして上映しました。
本作の舞台であるケニアでは、一部の小学校・中学校を除いて、大部分の学校が今も休校となっています。2021年1月からの学校再開に向けて、ユニセフ(国連児童基金)は農村部の小学校を中心に、水と衛生設備の整備を支援しています。また、教育省や保健省と協力し、学校再開に向けた政府のガイドラインを作成。マスクの着用、教室の換気、物理的距離の確保、手洗い場の設置など、全国一律で学校再開の条件を設定し、各校がガイドラインに沿って準備をしています。
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今回初めてオンラインで実施した試写会。全国各地からご参加いただいた皆さまより、多くのお声を頂戴しました。
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・「隣に座って肩に手を置かれ、『あんたもまだまだ下を向いていい歳じゃないんだからさ』と励まされた気がしました」
・「素晴らしい内容でした。単に子ども達の教育の重要性以外に、人としての生き方や考え方を教えて頂いた気がしました。私も、定年後、大学にあらためて通っていました。今年度はコロナ禍でオンラインで色々学んでおります。この映画は学校へ多く通えない国の子どものみならず、日本の子どもから高齢者まで観るべきだと感じました」
・「知識は財産だ、というゴゴの言葉はとても重みがありました。学校での輝いていた眼差しも印象的でした。何事も始めるのに年齢は関係ないと改めて思いました。日本の多くの子どもたちにも映画をみてもらい、感じてもらいたいと思います」
・「教育の大切さを温かく、そして鮮明に伝えてくれる映画でした。私は今学生ですが、学校に当たり前に通える日常に心から感謝したいと思いました。94歳の小学生GOGOは日本、そして世界中の全世代の人々に学ぶことの勇気をくれます!」
・「勉強できる(するではなく)という幸せを身体中で受けている皆に感動しました。ゴゴももちろん。皆、目がキラキラ。ただそれだけで、胸が熱くなり涙がでました。一番印象的なのは旅行にいくシーン。ケニアの歌声と景色、ステキですね」
・「教育次第で世界は必ず良くなると信じています。子どもたちの素晴らしい未来をGOGO(ゴゴ)と一緒に祈っています。ユニセフを通じて、自分が少しでも役に立てたらと思います」
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当日試写会では、以下の短編動画を同時上映しました。
「すべての子どもが教育を受けられる世界の実現のために」
ユニセフの世界各国での教育支援と子どもたちの声を紹介しています。
パスカル・プリッソン監督からのメッセージ
世界の教育の現状と、映画の舞台にもなったアフリカを例にユニセフの活動をご紹介しています。
世界の子どもたちを取り巻く状況や問題、人道支援などについて幅広い方に知っていただくために、日本ユニセフ協会主催で開催している映画の上映会です。
2019年には、子どもの権利条約が採択されてから30年を迎えるにあたり、「子ども」を主題とした作品を毎月上映するユニセフ・シアター・シリーズ「子どもたちの世界」を開催しました。
※過去の上映報告はこちら
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2020年12月25日(金) シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
原題: Gogo
監督: パスカル・プリッソン 『世界の果ての通学路』『マサイ』
配給: キノフィルムズ
提供: 木下グループ
2019年 / 84分 / フランス / G
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映画公式ホームページはこちら
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