メニューをスキップ
公益財団法人 日本ユニセフ協会
HOME > 国際協力人材養成プログラム > 海外インターン体験記
公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

氏名 長澤 薫
派遣先 ニューヨーク本部
派遣期間 2021年11月~2022年2月

2021年11月から2022年4月までの6カ月間(※本部との個人契約を含む)、UNICEF ニューヨーク本部の緊急人道支援局でインターンとして活動し、主に3つの業務に関わらせて頂きました。

  1. 業務プロセスの統一化(Standardization)2021.11~2022.1
    一番初めに与えられた仕事は、Standardizationという、チーム内の業務プロセスを統一する取り組みのサポートでした。実際に緊急人道支援を行う業務ではなかったため初めは戸惑いましたが、この業務に携わったことで部署内のほとんどの職員とコミュニケーションを取ることとなり、リモートワークが基本であった時期でありながら、自分の存在を広く認識してもらうことができました。
  2. 中東グループ 2022.1~2022.2
    Standardizationが一段落した年明けより、中東グループの業務をサポートさせていただけることとなりました。国連安全保障理事会に(オンラインで)出席して重要な論点のメモ取りをしたり、UNICEFのトップである事務局長が代替わりするタイミングでは、新しい事務局長向けのブリーフィング資料の作成も手伝わせていただきました。実質的に緊急人道支援の業務に携わらせていただき、貴重な経験を積むことができまでした。
  3. ウクライナ危機対応事務局 2022.2~
    そんな中、2022年2月26日(木)、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻がはじまりました。本部ではすぐにウクライナ危機対応事務局が立ち上げられ、有難いことに立ち上げ段階からチームに入れていただくことができました。現地の状況のモニタリングと幹部への報告、世界中のUNICEF事務所の幹部が参加する会議の設定、現場レポートの作成支援、他部署との連携など、UNICEF本部で行われている業務を幅広く経験させていただきました。何より、UNICEFの様な大きな組織が人道危機にどう対応するのかを、初日から目の当たりにし、その一翼を担えたことは、自身の今後のキャリアにおいて貴重な原体験であり続けると思います。

今回のインターンシップは、2020年に予定されていたものをCOVID-19の影響で翌年に延期していただき実現しました。また元々11週間のインターンシップ契約だったところ、結果としてインターンを延長していただき、その後は同部署でコンサルタントとして残していただけることとなりました。その間、ユニセフ年次総会のサポートや国連総会の対応にもあたらせてもらうことができました。

私が今国連で仕事をしているのは、本プログラムがあってのことです。日本ユニセフ協会の皆さまには、長期に渡り手厚いサポートをいただき心より感謝申し上げます。今回の経験を活かして、今後も常にチーム・職場に必要とされ、世の中の役に立てるよう、日々精進して参ります。

  • オフィスで同僚と

  • 国連総会での交通規制

  • 任期を終え、退任の挨拶をしながら各階を回る事務局長 (中央青ドレス)

  • ユニセフ本部屋上からの景色(国連本部ビル)

写真:©日本ユニセフ協会

<< 海外体験記一覧へ戻る

トップページへ先頭に戻る