世界78カ国で施行されている同性愛禁止法
ユニセフ、子どもの権利への侵害に懸念
【2014年3月6日 ニューヨーク発】
現在、世界78カ国で同性愛者の市民に対する厳罰を設けた法律が施行されています。このような法律は人権を軽視するだけでなく、差別や偏見を助長し、性的志向や性同一性を理由にした暴力を誘発さえしています。特にいじめや暴力、偏見に敏感な年齢である子どもや若者は、これらの法律によって、より一層大きな影響を被る可能性があります。
すべての人々は、性同一性や性的志向に関係なく、尊厳をもち、差別や偏見を受けずに生きる権利があります。子どもを傷つけるリスクを助長する法律は、子どもの権利条約で確立されたすべての子どもたちが持つ権利と、子どもたちを守ろうとする人類共通の想いに反しています。
同性愛者や両性愛者、性同一性障がい者など「LGBT」と呼ばれる性的少数者の子どもを含め、ユニセフはすべての子どもたちを差別から守るために支援し、最も幼い市民であるその子どもたちが、暴力や、子どもの権利の行使に対する報復の恐怖から守られるよう、各国政府に求めます。
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