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ユニセフ・セミナー「気候変動と子どもたち」 開催【2008年2月22日 東京発】 今月18日、日本ユニセフ協会主催のセミナーで、ユニセフ(国連児童基金)本部事業部 アラン・コート部長が「気候変動と子どもたち」と題して報告を行いました。 「気候変動」は昨今、世界の政治・経済に影響を及ぼす重要な要因として議論されており、マスコミ報道での注目度がとても高い話題です。 明らかな気候の変動過去40年に渡る調査で、先進国の化石燃料使用増加により、二酸化炭素のような温室効果ガス排出が急増していることは明らかです。そして、この温暖化が地球規模の気候変動をもたらしていることが示唆されています。 気候変動と子どもの権利
気候変動がもたらす深刻な影響について、子どもたちは知識をもち自分の生命や健康を守るための術を学ぶ権利があることを、子どもの権利条約では謳っています。そして、子どもたちが自然環境への尊敬の念を育むことが大切です。 アフリカ支援と気候変動
アフリカにおける国連ミレニアム開発目標達成のために、ユニセフは各国政府や国連機関、民間企業と協力しています。同時に、長期的な視点で地球環境を守るためにも、子どもたちや若者の環境意識を高めるための教育を行っています。 今、ユニセフは、子どもを中心に据えた環境教育ツールを作成中です。環境に配慮した技術を用いた子どもに優しい学校作りを行い、子どもたちが日常生活レベルでできる改善活動を学び、これらを有効に活用できるようになることが目標です。 報告者のアラン・コートの略歴。
イギリス出身。 レディング教育大学・農村社会開発学修士課程修了。 1975年にバングラデシュでユニセフの仕事に従事。1978年以降、インドネシア、エチオピア、ネパール、チャド、ユーゴスラビア、ボリビア、コロンビアのユニセフに勤務。1998年8月から2000年12月に掛け、ユニセフ・インド事務所の代表を務めました。 前職となるデンマーク・コペンハーゲンの物資センターの代表時代には、同センターの機能を刷新。ユニセフの現地事務所のみならず、各国政府などに同様の物資を供給するサービスを改善し、ユニセフの支援事業、特に人道危機の現場に必要な支援物資や資材・機材を円滑に供給できる体制を築きました。 現在、ユニセフ本部事業部の部長として、ミレニアム開発目標の達成に向け、ユニセフが中心的な役割を果たすために、全世界で展開されるユニセフの支援事業の指針となる政策や指針、事業運営管理などに主導的な役割を果たしています。 |