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世界の子どもたちは、有給、無給に関わらず、さまざまな形で仕事をしています。その中でも、特に幼い子どもが労働を強いられていたり、子どもの心身の発達や社会性や教育面での発達を阻害するような危険な労働を強いられた場合、それは有害な「児童労働」と定義されます。いま、世界には、こうした児童労働に従事する子どもは1億6,800万人いるといわれています。 児童労働に従事する子ども1億6,800万人開発途上国では、5歳〜14歳の子どものおよそ13%が児童労働に苦しんでいます。特にサハラ以南のアフリカに代表される後発開発途上国では、その割合は25%に上ります。男の子も女の子も同様に労働を強いられていますが、女の子のほうがより家庭内での無給の労働を強いられる割合が高くなっています。 児童労働はまた、子どもたちから教育の機会を奪う大きな要因の一つにもなっています。児童労働に従事する子どもの数が非常に多いとされる南アジア地域のパキスタンでは特に深刻で、学校に通っていない子ども(7歳〜14歳)の88%が働いていると報告されています。またインドやバングラデシュでも、その割合は40%以上と見積もられています。 児童労働への取り組み、前進は遅く
児童労働を減らすためのさまざまな努力が世界で行われてきましたが、その前進は遅く、現状からの推計では、2020年になっても1億人以上の子どもたちが過酷な労働に苦しんでいるだろうと考えられています。児童労働は、子どもたちの権利と健全な発達を侵害するだけでなく、貧困の連鎖を生み、その国の経済発展や社会の安定に悪影響を及ぼします。有害な児童労働をなくすためには、子どもの権利を守り、子どもを中心に据えた取り組みが必要であるとユニセフは訴えています。 ■ 参考情報 児童労働に従事する子ども(5〜14歳)の割合 (出典:ユニセフ・グローバルデータベース2014)
世界全体* 13% *中国は除く 【関連ページ】
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