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日本ユニセフ協会
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デイビッド・ベッカム親善大使
「子どもたちを持続可能な開発目標の中心に」
開発目標の採択を前に、若者の声を国連総会に届ける

【2015年9月24日  ニューヨーク発】

9月24日、ユニセフ親善大使のデイビッド・ベッカム、潘基文 国連事務総長、アンソニー・レーク ユニセフ事務局長、ユニセフ“若者たちの声(Voice of Youth)”イニシアチブの2人の若者たちが国連本部に設置された特設展示前に集結。国連総会に子どもたちや若者の声を伝えるためのデジタル掲示板が公開されました。

スピーチをするユニセフ親善大使のデイビッド・ベッカム。

© UNICEF/NYHQ2015-2364/Tijerina

2015年9月24日、国連本部で若者たちの声を届けるデジタル掲示板の公開イベントでスピーチをするユニセフ親善大使のデイビッド・ベッカム。

若者たちの声を届けるデジタル掲示板

国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」の採択に向けた準備が進められるなか、ユニセフはグーグルの協力のもと制作されたこの掲示板で、携帯電話技術やSNSを通して世界中から集められた子どもや若者の声を直接世界のリーダーたちに届けています。これらのメッセージには、子どもや若者が家庭やコミュニティで直面している極度な貧困や不平等、暴力、死に至る病、紛争などのさまざまな課題だけでなく、未来への希望が込められています。

特設展示の除幕式にあたり、ベッカム親善大使は世界のリーダーたちに、若者の声に耳を傾け、行動に移し、最も不利な立場に置かれている何百万もの子どもたちや若者を今後15年間の新しい開発アジェンダのあらゆる意思決定や取り組みの中心に据えることで、何百万人もの子どもたちの生活に変化をもたらすよう訴えました。

子どもたちを新たな開発目標の中心に

デジタル掲示板の公開イベントに参加した(左から)サミーさん(16歳)、ベッカム親善大使、ロドリゴさん(17歳)。

© UNICEF/NYHQ2015-2334/Mazur

2015年9月24日、若者たちの声を届けるデジタル掲示板の公開イベントに参加した(左から)サミーさん(16歳)、ベッカム親善大使、ロドリゴさん(17歳)。

ベッカム親善大使は、「世界中の子どもたちや若者が苦しみ続けている姿を目にするのは、胸が張り裂ける思いです。南アフリカ共和国を訪問し、HIVと共に生きる子どもや母親に出会いました。フィリピンでは台風30号で被災した子どもたちに、カンボジアでは暴力を経験した子どもたちに出会いました。どのような困難に直面しているにせよ、子どもたちはみな、『よりよい未来を』という同じ願いを持っています。世界がこの新たな目標に向かって力を合わせれば、何百万人もの子どもたちのこの願いを、現実のものにすることができるのです」と語りました。

「子どもたちが紛争や暴力、貧困、予防可能な病気から守られて成長できる世界、そしてすべての子どもが公平な機会を得ることができる世界を求めます。みなさんも、子どもたち、特に最も不利な立場に置かれている子どもたちを新たな開発目標の中心に据えるよう、世界のリーダーたちに呼びかける輪に加わってください」(ベッカム親善大使)

ユニセフ親善大使への就任から10年を迎えた今年始め、ベッカム親善大使は『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』と名付けられた基金を設立。この基金を通じ、ベッカム親善大使は自身の持つ発言力や影響力、幅広い人脈を最大限に生かして、世界で最も脆弱な立場に置かれる子どもたちのために長期的でよりよい変化をもたらすために必要不可欠な資金集め、不平等をなくすための活動を行っています。この“若者たちの声”イニシアチブは、ユニセフとベッカム親善大使による、子どもたちや若者の声を世界中の人々に伝え、行動を促す最新の取り組みです。

前進から取り残される子どもたち

若者たちの声を届けるデジタル掲示板。

© UNICEF/NYHQ2015-2341/Mazur

ニューヨーク国連本部に展示されている、若者たちの声を届けるデジタル掲示板。

「持続可能な開発目標は、あらゆる国のすべての人々、特に子どもたちに光を当てています」と、潘基文 国連事務総長が語ります。「若者たちの声は、2030年に向けたこの新しいアジェンダを築き上げるにあたり、大きな力になりました。この地球で暮らすすべての人のための平和で公平で豊かな世界を築くために、そしてこの開発目標を達成するために、若者たちと共に活動することにもっと力を入れなくてはいけません」

ミレニアム開発目標の達成に向けたさまざまな取り組みが行われてきたにも関わらず、依然として何百万人もの子どもたちがその前進から置き去りにされています。毎年600万人近くの子どもたちが、多くの場合、予防可能な原因で命を失っています。1億2,000万人の子どもたちや若者が学校に通えておらず、何百万人もの子どもたちが質の高い教育を受けられていません。最も不利で弱い立場に置かれている子どもたちを政治や政策の最優先に据えることができれば、持続可能な開発目標は、すべての子どもたちの前進をさらに進めるための重要な好機となり得るのです。

「早い段階から最も困難な立場に置かれている子どもたちへの投資を行わなければ、世界を分裂させ、不安定な状況をもたらし、あまりにも多くの若者の可能性を奪っている貧困や不公平といった、現在私たちが抱えている問題を、次世代に残してしまうことになるのです」と、ユニセフ事務局長のアンソニー・レークが語ります。「明日の目標を達成するためには、子どもたちや若者の声に耳を傾ける必要があります。子どもたちや若者たち以上に、彼らが本当に必要としていることを理解することができる人はいないのですから。そして、その声を聞き逃すことなく、しっかりと心に留めなければならないのです」

子どもや若者の声を、世界のリーダーに

デジタル掲示板に映し出される子どもたちや若者の声は、直面している問題やコミュニティで起こっていることなどを若者たちが携帯電話を使って伝えることができる、「U-Report(ユー・レポート)」と呼ばれる携帯電話のSMSを基盤としたシステムや、ユニセフのSNSを通して集められました。

子どもたちにとってよりよい世界を築くため、特設サイト(英語)であなたの意見や願いを聞かせてください。その声は国連本部のデジタル掲示板に反映され、新しい開発アジェンダの中心の子どもたちを据えるよう、世界のリーダーたちに訴える力になります。

* * *

■“若者たちの声(Voice of Youth)”イニシアチブについて

ユニセフによって立ち上げられた“若者たちの声”イニシアチブは、世界中の若者世代のブロガーたちのコミュニティで、若者たちに開発における課題を学び、意見を述べる機会を提供しています。

このイニシアチブは、若者たち自身が自分たちの暮らす国やコミュニティでよい変化を生むことができるよう、効果的な協力と対話を行う能力を備えた、積極的なグローバル市民に成長できるようにするための機会の提供を目標としています。

■U-Reportについて

U-Reportは携帯電話のテキストメッセージ(SMS)を利用したユニセフの画期的なイノベーション(技術革新)で、開発途上国の若者たちの声を広めています。

U-Reporter(ユー・レポーター)と呼ばれる利用者たちは、学びたい職業技術や流行病を根絶させる方法など、幅広い問題について意見交換を行うことができます。この情報は即座に集計・分析され、若者たちが世界の動きをどのように見ているのか、何が大切だと考えているかなど、必要不可欠な情報や若者たちのリアルタイムの思いを知ることができます。そしてこの集約されたデータは開発パートナーが政府へのアドボカシーに利用することができるだけでなく、リーダーたちにも直接届けています。

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