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【2016年6月23日 アブジャ(ナイジェリア)発】
© UNICEF/UN015784/Prinsloo
妹をおんぶするナイジェリア難民の15歳の少女。ボコ・ハラムに拉致された後、解放され、現在カメルーンに避難している。
ユニセフ(国連児童基金)は、2016年3月以来、紛争によって家を追われた人々が身を寄せるボルノ州バマのキャンプにおいて、パートナー団体らとともに保健、栄養、水と衛生などの支援を続けています。このキャンプには、子ども1万5,000人を含む2万5,000人が避難しています。
これまでにユニセフの保健や栄養の支援を受けたのは、およそ1万9,000人。バマでは5月以降、ユニセフとボルノ州の保健・医療ケア開発局が、常時、基礎保健ケアを提供できるよう支援してきました。一日平均140人の外来患者を診察し、マラリア、呼吸器系疾患、下痢などの治療をおこなっているほか、子どもの栄養状態の検査や深刻な栄養不良児の治療ケア、ビタミンAや微量栄養素、虫下し剤などの提供をおこなっています。
© UNICEF/UNI193663/Esiebo
上腕部を測定し、栄養状態の検査を受ける、ボルノ州の国内避難民キャンプに身を寄せている子ども。(2015年撮影)
バマで活動するチームからの最新の報告では、4月3日から5月31日までの期間に、320人以上の子ども(平均で毎日6人の子ども)が、深刻な急性栄養不良の治療のために入院を余儀なくされました。
ユニセフはまた、バマの5カ所の井戸を改修し、キャンプの住民一人当たり毎日10~12リットルの水を確保できるようにしました。また150のトイレの建設が、数日以内に始まる予定です。
家族と離ればなれになってしまった3,000人の子どもたちを登録し、家族を探すための支援も始まっています。
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