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【2016年8月19日 ニューヨーク発】
戦闘が激化しているシリア・アレッポの子どもたちの置かれている悲惨な状況について、ユニセフ事務局長アンソニー・レークは下記の声明を出しました。
© UNICEF/UN027725/Al-Issa
仮設避難所となっている幼稚園で暮らすシリアの女の子。(アレッポ、2016年8月撮影) ※本文との直接の関係はありません。
シリアのアレッポの破壊されたビルの瓦礫から救出された幼い男の子、オムラン・ダグニシュちゃんの痛ましい姿を目撃し、その苦しみに強く共感しない人はいないでしょう。
アレッポでは、他にも10万人以上の子どもたちが、紛争の恐怖の中に追い込まれています。その子どもたちへも同様に、心を寄せることはできないでしょうか? 子どもたちは皆、子どもが体験するべきでないこと、目にさえすべきでないことを経験し、苦痛を受けています。
そして、共感や同情だけでは十分ではありません。激しい怒りを覚えることも、十分ではありません。同情や怒りは、行動を伴わなければなりません。
オムランちゃんと同じ年のシリアの子どもたちは、おとなが引き起こした紛争の恐怖しか知りません。私たちは一丸となって、戦闘を始めたおとなたちに対し、戦いを終わらせ、アレッポの子どもたちの悪夢を終わらせるよう、要求しなければならないのです。
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