【2016年9月20日 ニューヨーク発】
シリア・アレッポで19日、人道支援物資を積んだ車列が攻撃されたことを受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長アンソニー・レークは、その行為を非難する声明を出しました。
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© UNICEF/UN027720/Al-Issa |
家を追われモスクで避難生活を送る子どもたち。(シリア・アレッポ市 2016年8月撮影) ※本文との直接の関係はありません。 |
良心のある人は皆、シリアのアレッポにおいて人道支援物資を積んだ車列を攻撃し人道支援従事者たちを死傷させた行為を、非難しなければなりません。
国際機関の車列は、極限状態にある何万もの人々に対して、彼らが切実に必要としている人道支援物資を運んでいました。
この攻撃により、保健、栄養、教育、水、衛生分野に関するユニセフの支援物資を積んだトラックも、深刻な被害を受けました。
これらの支援物資は、すでに5年以上も紛争下で苦難を強いられてきた子どもたちのためのものです。5年もの間、子どもたちの命や生活、将来までもが、無情にも軽んじられてきました。
私たちは、今回の残酷な攻撃により命を奪われた方々とそのご遺族に、心よりご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々にお見舞い申し上げます。あまりにも長く続き、あまりにも多くの命を犠牲にしてきたこの大惨事の中で、これらの方々は、他の人々を救うために自らの命を危険に晒し、そして命を落としたのです。
私たちは、任務を続行することで彼らに敬意を表したいと考えます。 ユニセフは、切実に支援を必要としている600万人以上の子どもたちとその家族に対して、これからも支援を届け続ける覚悟でいます。
私たちは、すべての紛争当事者に対して、国際人道法を順守し、一般市民と民間施設を保護し、シリアのどこであっても、支援を切実に必要としている人々に対して、無条件かつ妨げられることのない、持続的なアクセスを可能にするよう、重ねて求めます。
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