【2016年10月7日 ポルトープランス(ハイチ)発】
© UNICEF/UN034468/Abassi, UN-MINUSTAH |
猛烈な暴風雨とともにカリブ海諸国を襲ったハリケーン「マシュー」は、各地で大きな爪跡を残しています。特に被害の大きかったハイチで支援活動を開始したユニセフ・ハイチ事務所からの最新情報をお知らせします。(現地時間10月6日現在)
被災国:ハイチ・キューバ・ジャマイカ・ドミニカ共和国
建物被害: 家屋の70~80%に何らかの被害(ハイチ)
ユニセフはこの緊急事態を最高レベルと位置付け、子どもたちとその家族のための緊急支援を行っています。
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© UNICEF/UN034523/Khodabande |
ユニセフ・ハイチ事務所代表のマーク・ヴィンセントは、国内ですでに蔓延していたコレラの大きな流行が懸念され、さらに水を媒介して広がる他の感染症の流行も考えられると指摘しています。ユニセフでは安全な飲み水確保のほか、水と衛生状態についての調査を行ったあと、浄水剤、衛生キット、バケツやせっけんの配布などの緊急支援を行う予定です。
またこのハリケーンは子どもたちの教育においても大きな影響を与えており、学校は少なくとも10月10日まで休校が決まっています。現在教材の支援がパナマで待機しており準備ができ次第発送する用意や、仮設の学校を建てる用意がされています。
© UNICEF/UN034593/Afons |
ラテンアメリカ・カリブ海諸国地域事務所・緊急支援チーフのダグラス・レイマーは、被災地域はハイチだけでなく、多くのカリブ海諸国に渡っていることを改めて強調しています。
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