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【2016年10月12日 ダマスカス(シリア)発】
紛争が続くシリアのダラア市で、小学校が攻撃され児童が死傷したことを受け、ユニセフ(国連児童基金)・シリア事務所代表のハナア・シンガーは以下の声明を発表しました。
© UNICEF/UNI150195/Diffidenti
破壊されたビルや瓦礫の間を通って学校に向かう男の子たち。(シリア・イドリブ州 2016年9月撮影)※本文との直接の関係はありません。
「ユニセフは、昨日、ダラア市のダット・アル・ナタキーン(That al-Netaqeen)小学校が攻撃を受け、4歳から16歳の子どもたち5人が犠牲になり、15人が負傷したことに遺憾の意を表します。紛争が続くシリアはこのような最悪の事態に陥っており、子どもたちは今や、学校に通うことでさえ命がけなのです。
攻撃を受けたのは、体育の授業が終わりかけていた校庭でした。
シリア全土で暴力が激化する中、ほんの数週間前に新年度を迎えた学校へ子どもたちが戻ったばかりの時に、この攻撃が行われました。シリアの子どもたちは、毎日、戦禍の窮状の中で暮らすことを強いられ、さらに教育を受ける権利や遊ぶ権利まで奪われています。
シリアでは、 子どもたちが死傷することが日々の現実となっています。この殺戮を止めなければなりません。
ユニセフは、すべての紛争当事者に対し、国際人道法を順守し、子どもたちと学校を保護するよう繰り返し要求します」
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