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【2016年11月4日 アルビル(イラク)発】
イラク政府軍がモスル市内に突入し戦闘が激化したことをうけて、ユニセフ(国連児童基金)イラク事務所代表のピーター・ホーキンスは以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UN037068/Mackenzie
緊急支援物資を受け取るために並ぶ、モスル南部より避難してきた家族(2016年10月24日撮影)
本日、イラク軍がモスル奪還のために初めて市内に入り攻撃が激化したため、この24時間だけで、モスルの南東部に設置された避難民キャンプに、推定2,500人の子どもたちとその家族が到着しています。
昨夜から今日にかけて、 イラク軍による軍事作戦が開始された10月17日以来最大規模の避難民が生まれました。過去24時間に避難民キャンプに約5,200人が到着し、ユニセフは、そのうち身体に障がいのある子どもを含む子どもの数は2,500人を上回ると推定しています。
モスルのはずれにあるゴグジャリ(Gogjali)から5人の子どもたちと共に逃げてきた母親は、無事に到着できたことを喜びながらも、子どもたちは怖い思いをし、トラウマを抱えていると訴えました。もう1人は、いかに着の身着のままで、何も持たずに逃げてきたかを話しました。
この暴力の激化が今後さらに悪化すると思われる中、私たちは子どもたちの保護について心配しています。ユニセフは全ての紛争当事者に対して、モスル市内に留まる子どもたちを保護するよう求めます。
私たちは、特に子どもや女性が人間の盾として利用されているとの報告を憂慮しています。 私たちは全ての紛争当事者に対して、この彼らが起こしたのではない紛争のために多大な犠牲を強いられている女性や子どもたちの権利を尊重するよう求めます。
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