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日本ユニセフ協会
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シリア・アレッポ 
今こそ子どもたちの悪夢を終わらせるとき
親と離れ、取り残された子ども100人以上
子ども含む市民殺害の報に憂慮

【2016年12月13日  アンマン(ヨルダン)発】

内戦が激化しているシリアのアレッポで暮らす子どもたちの困難な状況について、ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは、以下の声明を発表しました。

ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表声明

アレッポ市郊外のジブリーンで置き去りにされた車椅子を使って遊ぶ子どもたち(2016年12月7日撮影)

© UNICEF/UN043350/Rzehak

アレッポ市郊外のジブリーンで置き去りにされた車椅子を使って遊ぶ子どもたち。(2016年12月7日撮影)

今日も激化する暴力に見舞われているアレッポでは、何千人もの子どもたちが、その苦難を声にすることもできず、また世界中が傍観する中で残酷な攻撃を受けているのです。

今こそ、世界は、アレッポの子どもたちのために立ち上がり、彼らの悪夢を終わらせる時です。

激しい攻撃にさらされるアレッポ東部では、100人を超えると思われる多くの子どもたちが、家族と離れ離れになり子どもだけで建物に閉じ込められているという、憂慮すべき報告がアレッポ市に住む医師から寄せられています。

我々は、すべての紛争当事者に対して、子どもたちを安全かつ即時に避難させる許可を求めます。おとなの同伴者がいない子どもや家族と離れ離れになった子どもは、中立的な人道支援団体に登録され、彼らの家族がどこにいようとも再会し一緒に暮らす権利があるのです。

ユニセフは、未確認ではあるものの、子どもを含む市民に対して裁判もないまま死刑が執行されているという報告を深く憂慮しており、すべての紛争当事者は国際法を順守する責任があることをあらためて訴えます。

ユニセフは、戦闘に参加する当事者に対して、アレッポの即時停戦と人道支援機関が緊急支援を必要とする家族と子どもたちに、彼らがどこにいようとも、無条件で届けるための許可を求めます。

アレッポ東部から避難を望む市民には、安全と尊厳が確保されるべきです。

アレッポにいるユニセフのチームは、子どもたちの避難のための調整などの支援を提供すべく準備を整えています。

我々はアレッポの子どもたちに責任を負っています。今こそ彼らを助けなければならないのです。もう、言い訳はできません。

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