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【2016年12月19日 アンマン(ヨルダン)発】
シリアのアレッポ東部の孤児院から子どもたちが無事避難したことを受け、ユニセフ・中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UN039551/Soulaiman
IS(イスラミックステート/「イスラム国」)支配地域から逃れてきた人々(2016年11月9日撮影)
今朝、アレッポ東部の孤児院に取り残されていた47人の子どもたち全員が、無事に避難することができました。そのうちの何名かは、怪我や脱水症で非常に危険な状態でした。
孤児たちが避難できたことは、この数日間で数千人の子どもたちがアレッポ東部から避難できたことと合わせて、シリアの子どもたちにとって、残酷な現実の中に射したかすかな希望の光です。彼らの安全な退避は、子どもたちとその家族のために昼夜を問わず活動してきた現地の人道支援関係者らの絶え間ない努力の賜物です。
ユニセフは、避難してきた子どもたちが家族と再会するためのサポートとともに、医療ケアや冬用衣料など、緊急に必要な支援の提供を続けています。
一方で、孤児や家族と離ればなれになってしまった子どもたちを含む多くの弱い立場にある子どもたちが、今もアレッポ東部に取り残され、一刻も早い保護を待っています。ユニセフは、子どもたちがどこにいようと彼らを保護するという国際人道法における義務を、すべての紛争当事者に改めて訴えています。
シリア紛争が始まってから、まもなく6年が経過しようとしています。多くの子どもたちが家を追われ、家族から引き離され、生きるために必要最低限のものにも困窮し、そして子ども時代を奪われてきました。
ユニセフは、すべての紛争当事者に対し、この紛争の一刻も早い政治的解決を求めます。何百万もの子どもたちの命がかかっているのです。
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