【2017年10月15日 茨城発】
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10月15日は国連が定めた『世界手洗いの日』。手洗いを習慣づけることは、子どもたちの命と健康を守るために、とても大切なことです。10月15日に茨城県竜ケ崎市にある流通経済大学で行われた、関東大学サッカーリーグ第17節 流通経済大学 vs 駒澤大学の試合では、地元のサッカーキッズたちがハーフタイムを手洗いダンスでジャックしました。当日はあいにくの雨でしたが、子どもたちは笑顔で選手たちとダンスを披露していました。
この企画は、2017年からチーム・ユニセフ*のメンバーとして、ユニセフの様々な活動に参加している全日本大学サッカー連盟(JUFA)の学生幹事の皆さんが中心となって考えました。『世界手洗いの日』の合言葉「手を洗おう。手をつなごう。」から、地元の少年サッカーチームの子どもたちを会場に招待して、手を洗ってから入場のエスコートキッズをしてもらったり、ハーフタイムに会場を巻き込んでみんなで手洗いダンスを踊ったりしよう、というアイディアが生まれ、流通経済大学・駒澤大学両チームの全面協力のもと、『世界手洗いの日』イベントが実現しました。
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試合開始の1時間前に集合したサッカーキッズたち。まずはJUFA学生幹事のお兄さん・お姉さんたちがパネルを見せたり、クイズを出しながら、手洗いの大切さについて説明します。
「石けんが手に入らない開発途上国の人たちが、石けんのかわりに使うのは次のうちどれでしょう? ①灰 ②砂糖 ③うどん」など、答えが気になる問題がたくさん!子どもたちは元気に手をあげて答えていました。(ちなみに答えは①の「灰」)
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いよいよ会場でダンスを披露するハーフタイムがやってきました。ダンスを覚えた子どもたちが選手たちと一緒に、フィールドをジャックして手洗いダンスを披露しました。
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その結果、会場は想像以上の大盛り上がり!子どもたちも、選手たちも、元気いっぱいに「手洗いダンス」を踊っていました。これにはJUFA学生副幹事長の中祐斗さんも「自分の想像を越えた盛り上がりで、すごかったです。参加者が全力で取り組んだ結果ですね」と驚いていました。
また、同じく学生幹事の町田佳穂さんは、「普段子どもと接する機会はなかなかなく、子どもたちを巻き込めるか不安な部分もありましたが、子どもたちの明るさや元気のよさに逆に巻き込んでもらいました。自分自身も楽しめたし、何より一緒に踊ってくれた選手の皆さんや子どもたちが笑顔で踊ってくれたことがうれしかったです」と話していました。
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イベント終了後は、中祐斗さんから、参加してくれた子どもたちに手洗いソープのプレゼント。このソープは、『世界手洗いの日』の日本での活動を応援してくださっているサラヤ(株)さんからの贈り物です。子どもたちからは、「楽しかったからまたやりたい!」「帰ったら手洗いダンスしながら手洗うね!」などの声が聞かれました。
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『世界手洗いの日』のイベントを通して、企画したJUFA学生幹事たちにも心境に変化があったようです。
企画を主導した学生幹事のひとり平野玲奈さんは、「サッカーをきっかけに世界のことに目を向けることができる、という、遊びや娯楽とはまた違ったサッカーの魅力を見つけました」と話し、今後の活動に意欲を燃やしていました。
また、同学生幹事の岸健太郎さんは、イベント終了後「おそらく正しい手洗いをしている人は日本で見てもごく僅かかと思います。衛生的に整っている日本だからこそ問題ありませんが、海外に出てみるとそうはいかないということ、またそれが命に直結してくる怖さを知ることができました。まずは自分から、正しい手洗い方法を実践していきたいと思います」と自分自身の意識喚起にもつなげていました。
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