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日本ユニセフ協会
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子どもに対する性的搾取と虐待
子どもの安全・保護・ケアのための取組み強化
ユニセフ事務局長声明

【2018年2月14日  ストックホルム発】

ユニセフ(国連児童基金)事務局長ヘンリエッタ・フォアは、子どもに対する性的搾取および虐待の問題に取り組むためのユニセフの行動と決意を表す以下の声明を発表しました。

ユニセフ事務局長  声明

子どもに対する性的搾取と虐待は、いかなる状況下においても非難されるべき行為です。いかなる組織もこの問題と無関係ではなく、私たちは常に予防のための取り組みを行っています。子どもたちを守るということに関し、私たちは、必ず行動する決意をもっています。安心している余地はないのです。

ユニセフの事務局長として、私はこの課題を組織の最優先事項とし、組織内における確実な行動と透明性の確保を継続します。

私たちは、取り得るすべての措置を実施していることを確認するために、私たちの取っている手続きに関する第三者による調査を委託し、その結果を公表します。

 

私のチームは、性的搾取や虐待のリスクを迅速に評価し、被害者が安全に秘密を保ったまま報告できるように、技術を活用した手法の開発も進めています。

性的搾取や虐待のリスクが高い地域から、すべてのスタッフのより厳格な身元調査ならびに私たちの支援活動における子どもの安全と保護のいっそうの改善に取り組んでいきます。

これまで私たちが何年にもわたり行ってきた、子どもに対する虐待を防ぎ、影響を受けた子どもたちのニーズに応えるための取り組みに加え、また、定期的に行ってきた取り組みの評価から学んだこともふまえ、さらに、以下の措置を実施します。

  • 性的搾取および虐待の報告を義務づけた。その情報は24時間以内に通知システムを通じて私自身に報告される。
  • 万が一問題が発生した場合に備え、被害者への支援体制を拡充した。
  • コミュニティレベルの通報制度を展開する。
  • 組織内の調査体制を強化した。
  • 職員に、性的搾取および虐待を防ぐための研修を義務づけた。

 

私たちは性的搾取および虐待を一切容認しません(ゼロ・トレランス)。そして私たちは、これからも常に学び改善し続けていく覚悟です。私たちは、子どもたちに被害を与えた者には正当な裁きが下されることを望んでおり、その達成に向けてあらゆるパートナーと協働していく決意です。

* * *

本声明の原文(英文)はこちら

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