【2018年3月9日 ニューヨーク発】
ユニセフ(国連児童基金)のヘンリエッタ・フォア事務局長は、ユニセフの全職員に対し、子どもに対する性的搾取および虐待および職場でのハラスメントの問題への、新しい時代のための取り組みについて以下のとおり表明しました。
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親愛なるユニセフ職員のみなさんへ
今はユニセフとすべての国際支援関係者にとって、重要な時です。この組織で働く、あるいは関係するすべての人々に対して安全な環境を保証するための迅速に肌で感じる変化を実現する時です。
最新のデータによれば、過去5年間に、ユニセフの職員に対する性的違法行為が27件報告されました。27件のうち、3件は現在調査中で、9件は職員を解雇したり引き離すことにより解決しました。3件については、正式な苦情は申請されなかったか、あるいは取り下げられました。残る12件の苦情については、裏付けが取れませんでした。
性的違法行為は1件でもあってはなりません。これらの行為のひとつひとつが、ユニセフの文化を変えようという私の決意を強めます。
ユニセフには所定の手続きがありますが、それでは十分ではありません。そのために、ユニセフと働く1万3,000人が安全で、声が聞き入られ、勇気を持てることを確実にするために、迅速な対応を先週発表しました。より多くの措置が今後数カ月内に導入されますが、これらはあくまでも初期対応です。
私たちには、ユニセフの新しい時代を築いていく決意があります。それは、ひとつに子どもたちと若者のために結果を出すという強固で粘り強い決意に基づいたもの、もうひとつは開放性と透明性、そして尊敬に根差したものです。
すべての職員に、声をあげて欲しいと思っています。それこそが、今私たちが最も必要としていることです。何か質問があれば遠慮なく私に聞いてください。
心をこめて、
ヘンリエッタ・フォア
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