【2018年4月25日 東京発】
©日本ユニセフ協会/2018/mariko.miura |
日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年を記念し、4月22日から4日間の日程で来日されているスウェーデン国王王妃両陛下が、4月23日(月)、ユニセフハウス(日本ユニセフ協会)を訪問されました。
両陛下は、まず、世界のユニセフの現場を再現し、世界の子どもたちが置かれている状況やユニセフの活動を紹介する、ユニセフハウス常設展示を見学されました。続いて、堀井学外務大臣政務官も参加して、「子どもに対する暴力撲滅についての会合」が開催されました。
日本ユニセフ協会は、1996年にユニセフがスウェーデン政府等と開催した「第1回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」以降、駐日スウェーデン大使館の協力も得ながら、児童ポルノ・児童買春禁止法の成立や改正、またインターネット関連企業にも自主的な取り組みを働きかけて参りました。この間開催した様々なシンポジウムやセミナーには、シルビア王妃にもご臨席を賜りました。これら一連の成果は、本年2月14日~15日、シルビア王妃ご臨席のもとスウェーデン政府等が開催した国際会議「子どものための2030アジェンダ:ソリューションズ・サミット」の場で、日本政府や日本のICT業界などによる“オールジャパン”の取り組みとして報告され、高く評価されています。今般の両陛下のへのご訪問は、この「サミット」のフォローアップを目的として行われたものです。
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会合では、まず、当協会会長赤松良子および副会長東郷良尚より、シルビア王妃の長年にわたる多大なるご支援への感謝をお伝えし、当協会として、引き続き官民の関係者と連携して、子どもたちを暴力から守ることに取り組んでいくと述べました。
続いて、「ソリューションズ・サミット」にも参加された堀井学政務官より、子どもに対する暴力撲滅についての政府の国内的な取組や「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ」に関する取組を説明され,スウェーデン等の主導国と協力して,すべての子どもが暴力のない中で育ち夢と希望を持つことができる,よりよい世界を築くために貢献していきたいと述べられました。
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国王王妃両陛下からは,堀井学政務官の同サミットへの出席及び今回の説明に対して謝意を表され,同サミットにおいて日本が表明したコミットメントを高く評価している,子どもに対する暴力撲滅に向けて両国で連携して取り組んでいきたい旨のご発言がありました。
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