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【2018年7月24日 キンシャサ(コンゴ民主共和国)発】
コンゴ民主共和国政府は本日、エボラ出血熱の終息を宣言しました。北西部の赤道州でエボラ出血熱の集団発生が発表されてから11週間。ユニセフ(国連児童基金)は、保健省の調整のもと協働して感染拡大予防対策に取り組んだことが、成果を上げる要因になったと賞賛しました。
© UNICEF/UN0216104/Shadid
教室に入る前に体温検査を受ける子どもたち。(2018年5月30日撮影)
5月8日にビコロ(Bikoro)保健区でエボラが集団発生した直後から、コンゴ民主共和国のユニセフ・チームは、子どもの保護に焦点を当てた、感染拡大予防対策を迅速に開始しました。保健省、世界保健機関(WHO)などのパートナー団体と協力しながら、ユニセフは感染拡大を防ぐ活動として、情報提供やコミュニティを動員する啓発活動、水の供給および衛生管理の推進、また感染の影響を受ける家族に対する心理社会的ケアの提供を中心に行いました。
「コンゴ民主共和国政府の調整のもと、すべてのパートナー団体が協力できたことで、私たちはコミュニティを巻き込み、病気の感染拡大を抑えるために必要な行動や習慣を適応させることに成功しました」とユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表であるジャンフランコ・ロティグリアーノは述べました。「しかし、私たちは監視システムを強化して、今後のエボラの集団発生に備え続けなければなりません。地域での新たな流行を防ぐためには、情報提供とコミュニティの積極的関与が必要不可欠なのです」
エボラ出血熱の緊急支援のために、ユニセフは1,000万米ドル近くを確保するとともに、米国政府、日本政府、カナダ政府、世界銀行、国連、EU、CERFやGAVIを含む多くのドナーからも資金提供を受けました。
コンゴ民主共和国における今回のエボラ出血熱の集団発生は、1976年に初めてウイルスが発見されて以来9度目となります。
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