【2018年8月28日 キンシャサ(コンゴ民主共和国)/ダカール(セネガル)/ニューヨーク/ジュネーブ発】
コンゴ民主共和国東部のエボラ出血熱の集団感染の影響を受ける地域で、8万2,500人の子どもたちが新たな学年の始まりを迎えようとしています。ユニセフは、学校が子どもや教員に対して保護された学習環境を提供できるよう、教育、保健、および水と衛生分野でのプログラムを拡大しています。
© UNICEF/UN0229504/Naftalin |
コンゴ民主共和国政府は、エボラ出血熱の集団感染の影響を受ける北キブ州およびイツリ州において、エボラの影響を受ける保健区内にある250校も含めて、計画通り新年度を開始することを決定しました。
「教育は、すべての子どもにとって権利であり、彼らが持っている能力を発揮するために必要不可欠なものです。特にエボラ出血熱の集団感染のような危機が発生したときには、学校は子どもたちにとって、安定した日常があり、感染予防対策を学び、心理社会的ケアを受けることができる大切な場所なのです」と、エボラ出血熱流行の中心地である北キブ州のマンジナ(Mangina)地域の視察訪問を終えた、ユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表のジャンフランコ・ロティグリアーノは述べました。「新しい学年の始まりが、確実に順調かつ安全なものになるために、あらゆる努力をするべきです」
校長や教員たちは、エボラ出血熱の感染予防対策および感染を避けるための適切な衛生習慣をいかに子どもたちに教えるかに関する研修を受けます。影響を受けている保健区にある学校が確実に感染の早期発見と対応ができるよう十分な準備を整えるために、ユニセフは、非接触型の体温計、手洗いキット、およびメガフォンを含む保健および水と衛生分野の物資、ならびにエボラ感染予防のポスターを250校に配布しています。
© UNICEF/UN0229510/Naftalin |
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