【2019年2月20日 東京発】
公益財団法人日本ユニセフ協会(会長:赤松良子)は、2019年2月26日(火)14時00分より、ユニセフハウス(東京・品川)にて南スーダン人道危機の現地報告会を開催致します。
© UNICEF/UN0256299/Ryeng |
南スーダンは、2011年7月に独立を果たした世界で最も若い国です。しかし独立からわずか2年半後の2013年12月に紛争が勃発。元々脆弱だったこの国の社会・経済に壊滅的な打撃を与え、5年以上にわたって暴力や社会不安をもたらしています。
その結果、450万人以上が故郷を追われて難民・避難民となり、1万5,000人以上の子どもが家族と離ればなれになりました。220万人もの子どもが、教育を受ける機会を失っています。また、農業や物流が崩壊し、2018年には600万人以上が飢餓の危険に直面するなど、深刻な食料危機も起こりました。昨年の和平合意によって平和への一歩を踏み出し、ユニセフ等の地道な働きかけにより、子どもの兵士の解放が進むなど、明るい兆しが見える一方で、現在も710万人が人道支援を必要としています。
このたび、ユニセフに南スーダン事務所の日本人職員の帰国にあたり、深刻な人道危機が続く同国の現状やユニセフの支援、また現地で活動する支援機関間の協力などについてご報告します。
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TICAD7開催記念―ユニセフ現地報告会
『南スーダンー人道危機下の子どもを守るために』
日 時 : 2019年2月26日(火)14:00~15:30 (受付開始13:30)
場 所 : ユニセフハウス 1階ホール (〒108-8607 東京都港区高輪4-6-12)
登壇者 :
ユニセフ・南スーダン事務所 UNICEF-UNDPパートナーシップ/資金調達専門官 桑田弘史
対 象 : 報道関係者、一般 (定員120名/参加費無料)
一般申込: こちらからお申込みいただけます。
■ 報告者プロフィール
桑田弘史(くわた ひろし)
ユニセフ南スーダン事務所 UNICEF-UNDP パートナーシップ/資金調達専門官
ロンドン大学にて開発行政計画学修士を取得後、2007年~2010年まで英国のNGOの職員として、スーダンの遊牧民の生計向上プロジェクトに携わる。2010年~2012年、JICA スーダン事務所で専門家として農業科学技術協力案件に、2012年~2014年JICA イラク事務所にて、農業、教育、行政事業に従事。2014年~2015年、外務省主催の平和構築人材育成事業に参加し、国連ボランティアとして国連開発計画(UNDP)バングラデシュ事務所のチッタゴン丘陵地帯開発機関 (Chittagong Hill Tract Development Facility (CHTDF))で勤務。2015年~2016年、スーダンの国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)で、ダルフール地域における給水、学校、保健所の修復プロジェクトを担当。2016年~2018年、ブータンの国連常駐代表事務所(UN Resident Coordinator’s Office)で常駐代表補佐官として勤務。2018年より現職。
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