【2019年7月24日 コペンハーゲン(デンマーク)/ニューヨーク発】
ユニセフ(国連児童基金)は、支援プログラムを展開している世界150の国と地域の子どもたちのより良い生活を支えるため、2018年の1年間に34億8,600万米ドル相当の物資とサービスを調達したことを発表しました。
© UNICEF/UN0326761/Haidar |
ワクチン、衣類、医薬品、学用品や教科書などの物資は、特に紛争や緊急事態に見舞われている国々で、子どもたちが病気と闘い、学び、健やかに成長することを支えています。
2018年に、ユニセフが物資を提供しておこなった主な支援:
コペンハーゲンにあるユニセフ物資供給センター長エトレバ・カディリは、「子どもたちのための物資を調達するというのは、単に既製品を購入するといったシンプルなことではありません。様々な国、様々な地域で暮らしている子どもたちが、必要な物資を手に入れることで、生き延び、生活を改善し、安全で健康に暮らせるようにするためには、多様なパートナーとの緊密な連携が求められます」と述べています。
特に緊急事態下の国々では、状況はより複雑になるため、個々の状況やニーズに対応する能力が支援を届ける側にあれば、子どもやその家族への支援の効果を最大化できるのです。
© UNICEF/UN0297760/Nabrdalik VII |
ユニセフは、そのグローバルなネットワークを活かし、もっとも支援が届きにくい子どもたちのニーズに応えるために、新たな製品やアプローチの開発に取り組んでいます。これは、物資自体の刷新に留まらず、市場に影響力を持つことで、そうした製品が、より手ごろな値段で入手しやすくなり、安全性が確保され、持続的に調達できるように、産業界をはじめとするパートナーと共に取り組むことを意味しています。
下記はそうした取り組みの一例です。
「できるだけ速やかに子どもたちに支援を届けるためには、現地における政府、産業界、ドナーそしてパートナーの協力は計り知れません」とカディリは述べています。「いまだ支援ニーズは膨大です。複雑化する状況の中で子どもたちのニーズに応えるには、持続可能で、長期的な資金確保が、引き続き、最重要課題です」
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本信で発表する報告書PDF (英文)は、こちらからご覧いただけます。
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