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【2020年1月6日 トリポリ(リビア)発】
トリポリおよびその周辺での最近の暴力の激化によって、学校5校が破壊され、210校が閉鎖した結果、アインザラ(Ain-Zara)、アブサリム(Abu Salim)、そしてスーク・アル=ジュムア(Soug al Juma’aa)で11万5,000人以上の子どもが学校に通えなくなり、子どもたちの教育に壊滅的な打撃を与えています。
© UNICEF/UN0271177/Diffidenti
リビア東部ベンガジのカトリック大聖堂で、父親手作りのブランコで遊ぶ11歳のアイシャちゃん。(2018年3月撮影) ※本文との直接の関係はありません
1月3日には、トリポリの東にあるスーク・アル=ジュムアで学校4校が攻撃を受け、大規模な被害をもたらし、約3,000人の生徒に影響を及ぼしました。
トリポリとその周辺の学校への最近の攻撃と情勢不安によって、子どもたちは毎日学校に行くだけで、命の危険に晒されています。親に、子どもの教育をとるか、安全をとるかを選ばせてはなりません。トリポリの学校は、今や安全に学び成長する場ではなく、恐怖を味わう場になっています。
学校に通えない子どもたちは、暴力を受けたり、兵士へ勧誘されたりするリスクが高まります。
© UNICEF/UN055247/Romenzi
トリポリ東部にある学校の図書館で本を読む子どもたち。(2017年2月撮影) ※本文との直接の関係はありません
紛争の影響を受ける地域であっても、教育はすべての子どもにとって基本的な権利です。学校への攻撃は、子どもの権利、国際人道法、人権法に対する重大な違反です。子どもたちから学ぶ機会を奪うことは、彼らの幸福と未来に壊滅的な影響を与えます。
ユニセフ(国連児童基金)は、リビアの紛争当事者に対し、子どもたちを常に保護し、学校への攻撃を止め、民間人およびインフラへの無差別攻撃を含む暴力行為を行わないよう求めます。
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