【2020年12月4日 東京発】
日本ユニセフ協会は、11月15日、デジタル世界をより安全、安心なものにするための、日本の子どもたちの提言をとりまとめ、国連子どもの権利委員会に提出しました。
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昨年10月から今年3月にかけ、一般社団法人ソーシャルメディア研究会の協力を得て全国5か所で開催したユニセフ「子どもスマホサミット」には、合計で約180人の中高生が参加。子どもたちは、ネット依存、ネットでの出会い、ネットいじめ、ネットの信頼性をテーマに、安全なデジタル世界をつくるために、おとなは何をするべきか、子どもには何ができるのか、熱心に話し合いました。
日本ユニセフ協会は、サミットを通じて集めた中高生の提言を以下の10の項目にとりまとめ、デジタル世界における子どもの権利の保護と推進の取り組みを各国に働きかけるために、国連子どもの権利委員会が作成を進めている「一般的意見25:デジタル環境に関する子どもの権利」に対する意見(パブリックコメント)として提出しました。(英語 /日本語仮訳)
国連子どもの権利委員会「一般的意見25:デジタル環境に関する子どもの権利」に対する意見(パブリックコメント)(英語 /日本語仮訳)
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ユニセフは、『世界子供白書2017-デジタル世界の子どもたち』の中で、すべての子どもたちに対してインターネットの恩恵を最大化し、インターネットをより安全でアクセスしやすいものにするために、政府や企業、研究者など様々な関係者、そして子どもたちが協力して取り組むことの重要性を訴え、様々な国で子どもたちも参加する活動を進めています。
日本の子どもたちの声が、国連での議論に活かされます。
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提出した意見は、国連子どもの権利委員会ホームページに掲載されています(外部ページ、英文)
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