2022年1月11日カブール(アフガニスタン)発
不発弾の爆発によって8人の子どもが死亡したことを受け、ユニセフ(国連児童基金)・アフガニスタン事務所代表代理のアリス・アクンガは、以下の声明を発表しました。
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爆発性戦争残存物の一掃を
昨日、アフガニスタンのナンガルハール州、ラルパー地区にある学校の近くで、不発弾が爆発し、8人の子どもが死亡したことに、ユニセフは深い悲しみを覚えています。他にも、授業を受けていた4人の子どもが負傷しました。死傷した12人の子どもは全員、男の子でした。
ユニセフは、犠牲となった子どもたちやそのご家族に、心よりお悔やみ申し上げます。
今回の事件は、国際社会がアフガニスタンを支援し、不発弾などの爆発性戦争残存物(ERW)を除去することが、いかに重要であるかを物語っています。そして同じく重要なことは、子どもたちやそのコミュニティに対して、ERWのリスクや回避方法について教育することです。
特に人口密集地での爆弾の使用は、子どもたちとその家族にとって、未だに増大し続ける脅威です。2020年には、世界全体で、ERWを含む爆弾により3,900人以上の子どもが死傷しました。この数字は、戦争で死傷した子どもの数のうち、約50%を占めています。
学校とその周辺は、すべての子どもたちが学び、成長するための安全な場所でなければなりません。
ユニセフは、アフガニスタンのすべての関係者に、地域から爆弾や武器を一掃し、子どもたちを常に保護し、危険から遠ざけるための具体的な策を講じるよう求めています。
■ ユニセフ「人道危機緊急募金」ご協力のお願い
世界中で起きている紛争や武力衝突、感染症の流行など人道危機に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「人道危機緊急募金」を受け付けております。アフガニスタンの子どもたちを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるために、ご協力をお願い申し上げます。