2022年4月1日東京発
新学期を控え、今年も、多くの子どもたちが「スマホデビュー」しています。
子どもにとって安全で安心なデジタル世界をつくるために必要なことは? 一昨年、国連子どもの権利委員会が提言をまとめるにあたり、日本ユニセフ協会は、全国5カ所でユニセフ「子どもスマホサミット」を開催。約180人の中高生が、ネット依存、ネットでの出会い、ネットいじめ、ネットの信頼性をテーマに、安全なデジタル世界をつくるために、おとなは何をするべきか、子どもには何ができるのかを熱心に話し合い、日本の子どもたちとしての提言をまとめ、国連子どもの権利委員会に届けました。
子どもスマホサミット~日本の中高生の提言*
- . 子どもの声をきいてほしい、おとなと子どもが一緒に考える機会を
- . デジタル世界への導入は慎重に
- . インターネット・スマホの使い方やリスクを小さいうちから教えてほしい
- . より安全で子どもにやさしいネット環境をつくってほしい
- . ネット利用を自分でコントロールしやすい機能を開発してほしい
- . ネット以外で安心して過ごせる居場所がほしい
- . ネットでトラブルに遭う前に気づいてほしい
- . 家庭で一緒にルールを決めてほしい
- . おとなも詳しくなって、見本になってほしい
- . 私たちも行動します
*5会場でまとめられた各提言を日本ユニセフ協会が集約したもの
詳しくは> 日本の子どもたちの声も反映:国連子どもの権利委員会「デジタル環境に関する子どもの権利」公表
ユニセフ「子どもスマホサミット」の開催に協力してくださった一般社団法人ソーシャルメディア研究会は、10年以上にわたり、大学生が中心となって、子ども自身や保護者の方々に子どもとスマホとの付き合い方を考える「スマホサミット」や「オフラインキャンプ」と呼ばれる活動を続けています。近年は、スマホとの付き合い方のヒントをまとめた小学生(親子)向けの書籍もまとめられました。詳しくはソーシャルメディア研究会のホームページをご覧ください。