2022年10月30日ゴマ(コンゴ民主共和国)発
ユニセフ(国連児童基金)は、コンゴ民主共和国東部地域での最近の戦闘が子どもたちに及ぼす深刻な被害に、極めて重大な懸念を表しています。
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1週間で約4万人避難
コンゴ民主共和国東部では、比較的平穏な時期の後、先週から暴力が激化し、各支援機関は人道上および物流の面で大きな課題を突き付けられています。
戦闘から逃れるため、ルワンダやウガンダとの国境に近い同国東部のルチュルやキワンジャの町から、徒歩、または荷物や人をいっぱいに載せたオートバイで、人々はゴマ市やその他の地域へ移動しています。避難民の多くは子どもで、中にはおとなの同伴者のいない子どももいます。1週間のうちに、ルチュル地区から約4万人が追われ、そのうち約6,500人がウガンダに逃れたと報告されています。今回の戦闘が激化する以前、2021年には、20万人が住処を追われています。
国際人道法の尊重を
ユニセフは、すべての紛争当事者に国際人道法を尊重し、特に子どもを保護するよう呼びかけています。ユニセフ・コンゴ民主共和国ゴマ現地事務所代表のジャン・メテニエは、「最近の戦闘は、子どもたちとその家族に壊滅的な影響を与えている」とし、「彼らは最低限必要なものだけを携え、家を離れることを余儀なくされています。一部の避難民は家族と一緒に暮らすことができますが、何千人もの人々は家を失いました。そのため、ユニセフは24時間体制で子どもたちとその家族への支援を行っています」と述べました。
ユニセフとそのパートナーNGOは、安全な水と衛生設備、子どもの保護に関する支援、緊急時に必要な家庭用品、医薬品、栄養、緊急教育へのアクセスを、安全な場所に移動する避難民の家族に提供しています。