2023年1月29日アンマン(ヨルダン)発
ユニセフ(国連児童基金)は、先日パレスチナとイスラエルで暴力が激化し多くの子どもたちが死傷したことに、危機感を募らせています。すべての子どもたちは、国際人権法の下で特別に保護を受ける権利を持っており、生きる権利、保護される権利を含むすべての権利はいかなる場合も守られなければなりません。
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犠牲を払い続ける子どもたち
子どもたちは暴力によって、最も大きな犠牲を払い続けています。2023年に入ってから、パレスチナの子ども7人とイスラエルの子ども1人が犠牲になりました。さらに多くが負傷し、暴力の連鎖に巻き込まれています。
非常に不安定な状況が続いているため、ユニセフは、ますます多くの子どもたちが困難な状況に陥るのを懸念しています。ユニセフはすべての当事者に対し、緊張を鎮め、最大限に自制し、国際法に従って特に子どもに対する暴力の行使を控えるよう訴えます。
暴力は決して解決策にはならず、子どもに対するいかなる形態の暴力も許されません。このようなことは終わりにしなければならないのです。