2023年6月7日ポートスーダン発
スーダンの首都ハルツームにあるマイゴマ孤児院から、297人の子どもが、国内のより安全な場所にある一時滞在施設に無事に移りました。
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緊急支援必要な子ども1,360万人以上
ユニセフ・スーダン事務所代表のマンディープ・オブライエンは、「非常に弱い立場にある子どもたちが安全な場所に移ったことは、スーダンで続く紛争の中に一筋の光明をもたらすものです。スーダン全土で何百万人もの子どもたちが、戦闘や避難、またそれに伴い命を守るサービスが影響を受けていることによって危険にさらされており、彼らの生命と未来は毎日この紛争によって脅かされています。
一時滞在施設に移った子どもたちは社会福祉省と保健省の管理下にあり、ユニセフは子どもたちへの医療ケア、食事、発育に必要な心理社会的な刺激や遊び、教育活動を支援し、子どもの養育者たちも支援しています。
ユニセフはまた、一時滞在施設の修復と整備を支援し、関連当局と協力して、彼らの里親を探す作業を行っています。
スーダン全土で、過去最多の1,360万人以上の子どもが命を守る人道支援を緊急に必要としています。現在も続く暴力の影響は、家族や子どもたちの生命と未来を脅かし続けており、基本的なサービスが断たれ、多くの保健医療施設が閉鎖または損壊しています。
ユニセフは、スーダンの危機に対処するため、2023年4月に現在の紛争が始まって以来2億5,300万米ドルの増額となる、計8億3,800万米ドルの活動資金を求めています。