2024年6月13日東京発
「近年、世界各地で記録的な猛暑が報告される中、日本の気温上昇率は世界平均を上回っているようだ――」※
ユニセフ(国連児童基金)本部で気候変動と子どもの問題を担当する専門家らから、最近、このような話が聞かれるようになりました。
ユニセフは、2007年に「気候変動と子どもたち」と題する報告書を発表して以来、気候変動の原因に最も関与していないながら、その影響を最も深刻な形で受けているグローバルサウスと呼ばれる国々や地域の子どもたちへの国際社会の関心と支援を呼び掛けてきました。今月ボン(ドイツ)で開催の国連気候変動枠組条約第60回補助機関会合(SB60)の専門家対話(6月4日開催)で初めてこの問題が取り上げられた機会を捉え、ユニセフはこの夏、各国政府や企業、そして市民社会を構成する一人ひとりに、子どもに視点を置いた気候変動問題への取り組みを呼び掛ける広報キャンペーン「Climate Change is Changing Children(気候変動は子どもたちの危機)」を展開します。
公益財団法人 日本ユニセフ協会(会長:高須幸雄)とユニセフ東京事務所(代表:ロベルト・ベネス)は、この取り組みの一環として、先月、干ばつや海面上昇の危機に直面している南太平洋の島嶼国キリバス共和国にアグネス・チャン ユニセフ・アジア親善大使を派遣。昨年の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に続き6月4日の専門家対話でモデレーターを務めたユニセフ事務局次長のキティ・ファン・デル・ハイデンの来日機会を捉え、6月20日(木)に、ユニセフ「気候変動フォーラム」を開催いたします。フォーラム後半ではアグネス・チャン大使、ファン・デル・ハイデン事務局次長、NHK Eテレ「あおきいろ」で活躍する子どもSDGsユニット「ミドリーズ」のりりあなさん・あやとさん・べにさん、慶應義塾大学大学院教授の蟹江憲史氏、株式会社LIXIL 常務役員 LIXIL Housing Technology サッシ・ドア事業部長 小林智氏によるパネルディスカッションを行います。
※ご参考: 環境省・文部科学省・農林水産省・国土交通省・気象庁「気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポ-ト2018」(p.2)
* * *
ユニセフ気候変動フォーラム
「気候変動は子どもたちの危機」
日時 | 2024年6月20日(木) 14:30受付開始 15:00フォーラム開始 16:30終了予定 |
会場 | ユニセフハウス(東京都港区高輪4-6-12)および オンライン(ZOOMウェビナー) |
プログラム | ・開会挨拶:日本ユニセフ協会 専務理事 早水研
・来賓挨拶:外務省 国際協力局 地球規模課題総括課長 有馬孝典 ・基調報告:ユニセフ 事務局次長 キティ・ファン・デル・ハイデン ・パネルディスカッション: |
ご取材方法 | ・会場またはオンライン(Zoom)にてご取材いただけます。
・イベント中質疑応答の時間はございませんが、アグネス・チャン大使とユニセフ支援企業の(株)LIXIL常務役員 小林智様には、イベント終了後、会場内でご取材に対応いただけます。ご希望が多い場合は、「囲み形式」とさせていただく予定です。なお、当日オンラインでのご取材には対応いたしかねますが、後日のご取材にも対応いたしますので、ご相談ください。 ・ユニセフの気候変動対策に関する写真と動画、アグネス・チャン大使がキリバス共和国を訪問した際の写真と動画、(株)LIXILのユニセフ気候変動対策支援の取り組みに関する写真と動画も提供可能です。イベント当日、広報担当者にお申し出ください。 |
申込み方法 | 参加をご希望の方は、事前に以下事項をメールでご連絡ください。 ※ご参加は報道機関の方のみに限らせていただきます。 ・ご所属 ・お名前 ・ご連絡先(メールアドレス必須) ・ご希望の取材方法/場所: 会場 または オンライン(URLをお送りします) ・会場でのご取材をご希望の場合、人数と撮影の有無(スチール・ムービー) ・イベント終了後のご取材をご希望の場合、対象:アグネス・チャン大使 または(株)LIXIL小林様 |
申込み先 | 日本ユニセフ協会広報室 jcuinfo@unicef.or.jp |