【2018年12月11日 発】
本日12月11日は、ユニセフの創設記念日です。72年前の1946年12月11日、子どもたちのための国連機関、ユニセフが誕生しました。
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© UNICEF/UNI41887/Romagnoli |
支援された食事を食べる子どもたち(1946年 ギリシャ) |
第2次世界大戦後、世界には、家族や家を失い、食べ物もなく、厳しい暮らしをおくる子どもたちが多くいました。そうした子どもたちを国際連合で助けようと、子ども支援のための機関の創設を提案したのが、ポーランドのルドウィク・ラフマンです。
この提案がもとになり、1946年12月11日、国際連合の第1回総会で、子どものための国連機関の創設が決定。名称は「国際連合国際児童緊急基金(United Nations International Children's Emergency Fund)」といい、この英語の頭文字をとってUNICEF(ユニセフ)と呼ばれるようになりました。
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© UNICEF/UNI193983/Anmar |
暴力の影響で避難を強いられたイラクの子どもたちに、命を守る救援物資を届けるユニセフのスタッフ(2015年 イラク) |
ユニセフはその後、1953年に名前から国際(International)と緊急(Emergency)をとって国際連合児童基金(United Nations Children's Fund)となりましたが、親しまれたUNICEF(ユニセフ)の名称はそのまま使われ、戦争の被害を受けた子どもだけでなく、世界中の子どもたちの命と健康を守るための活動も始めました。現在、ユニセフは190以上の国と地域で子どもたちのための活動をしています。
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© UNICEF/UN029875/Al-Issa |
紛争で一部が破壊され、避難施設となっている学校で、ノートを開く男の子。(2016年 シリア) |
創設から72年。子どもの権利が世界中で守られる日を目指して進めてきたユニセフの活動の歴史は、みなさまのあたたかいご支援に支えられてきた日々でもあります。厳しい状況におかれた世界中の子どもたちに支援を届けるユニセフの活動を、日頃からお支えくださる皆さまに、改めまして、心からの感謝を申し上げます。
そして今なお、紛争や暴力、極度の貧困に直面し、支援を必要とする子どもたちは世界各地にいます。すべての子どもが健やかに成長し、教育を受け、保護され、人生において公平なチャンスを持てるよう、ユニセフはこれからも活動を続けてまいります。
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